アルタスが全国出場へ サッカープレミアリーグ 14勝1敗3分けで県制覇
令和4年11月18日付 6面

少年サッカーのアイリスオーヤマプレミアリーグ岩手U―11(実行委主催)は6~11月にかけて、県内各地でリーグ戦が行われ、大船渡市のFCサン・アルタス大船渡(以下、アルタス)が初のリーグ優勝を成し遂げた。この結果、アルタスは来年に開かれる全国大会への出場権を獲得。同リーグ参戦2年目での快挙に、選手らがさらなる躍進に向けモチベーション高く練習に励んでいる。(菅野弘大)
同リーグは、U―11年代(小学5年生以下)のサッカーにおいて、より高いレベルを目指す選手や指導者たちが、シーズンを通じて真剣勝負ができ、互いに切磋琢磨できる環境をつくろうと、平成27年に設立。本県では昨シーズンから実施されており、今シーズンは全国29都府県でリーグ戦が展開された。
リーグは、ホーム&アウェーの2回戦総当たり方式で、通常のサッカーの試合と違い、▽3ピリオド制▽各試合最低12人の選手が1試合1ピリオド以上に出場▽オフサイドラインの設定──などの特別ルールで実施。本県では6月から今月にかけて各会場で試合が行われ、アルタスを含む県内の強豪10チームがしのぎを削った。
アルタスは、開幕戦を勝利し幸先の良いスタートを切ると、そこから第15節まで無敗を継続。16節に初の1敗を喫したものの、今月12日に赤崎グラウンドで行われた17節で5―1の大勝を収め、最終節を待たずして初のリーグ優勝を決めた。得点王には、18試合17ゴールの野沢壮真選手(5年)が選ばれた。
積極的に攻撃を仕掛けていくスタイルで勝利を積み重ねたアルタス。しかし、全員が前への推進力を持ちながらも、徹底した守備意識でリーグ最少失点を記録するなど、1試合を堅実に戦い抜き、14勝1敗3分けでフィニッシュした。
上部大地主将(5年)は「長いリーグ戦は疲れたけど、優勝できてうれしい。全国大会はとても楽しみ。県リーグで培った力を発揮できれば」と意気込んだ。
アルタスでは、スクール生(年中〜小2、週末の月4回程度)と正団員(小1〜6、週3、4回程度)を募集している。
申し込み、問い合わせは、事務局の上部さん(℡090・9526・6211)へ。
優勝したアルタスのメンバー次の通り。
※FCサン・アルタス大船渡▽代表=坂本幸治▽監督=池田淳▽コーチ=千葉秀、上部朝喜、佐藤希▽選手=上部大地(主将)、村上星翔、笹野颯星、水野瑶介、上野龍利、野沢壮真、鈴木遙馬、村上依蕗、荒川颯汰、鈴木太偲、吉田柊吾、小西由真、荒川絵莉菜、金野敦貴、日山耕之介、尾形春翔、鈴木榛、古澤快、森川福都、森川聖央