剣道作文で県最優秀賞 市スポ少の佐々木さん 仲間の大切さをつづる
令和4年12月4日付 8面

大船渡市剣道スポーツ少年団(三浦求代表)に所属する佐々木乃愛さん(猪川小5年)が、剣道をテーマとした県の作文コンクール小学生の部で最優秀賞を獲得した。「仲間の存在の大切さ」と題し、稽古や試合を通じて感じた思いを率直に表現。「みんなのおかげで楽しく剣道に打ち込める。支えてくれるみんなに感謝したい」と、受賞を励みにさらなる努力を重ねる気持ちを新たにしている。(菅野弘大)
東北地区剣道少年団研修会(体験・実践発表会)県予選の作文審査として実施されたコンクールは、剣道で学び感じたことや社会奉仕等の剣道精神の善用活動で思ったことなどを文章で表現し、少年剣士の知育面の促進と文武不岐精神の高揚を図ることが目的。小学生と中学生各部で作品を募り、最優秀賞、優秀賞、優良賞計6点が決定した。
佐々木さんは作文の冒頭で、「一緒に試合で戦ったり、練習を重ねて上達したと思う時に、『仲間の存在の大切さ』を感じる」と述べ、大会の団体戦で準優勝した経験や稽古の中で感じた仲間と支え合うことの尊さ、ともに切磋琢磨する仲間、稽古をつけてくれる先生、応援してくれる家族への感謝の気持ちを文章に込めた。
稽古が嫌になったり、苦しくて足が動かない時もあったというが、「くじけそうになった時、仲間が頑張っているから自分も頑張ろうと思える」「大会で一本取れると、一緒に練習した仲間のおかげだと感じる」と仲間の存在の大きさを語り、「剣道は一人ではできない。相手がいるからできるのだ」という先生の教えも実感。「これからも仲間を大事に一緒に上達して、チームを引っ張る強い選手になる」と結び、研さんを誓った。
小学2年生から剣道を始め、現在は主将を務める佐々木さん。リーダーとしての責任感も増す中、「みんな優しくて、支えてくれる。私たちを引っ張ってくれた先輩方のようにチームをまとめ、今よりもさらに『みんなで協力できるチーム』を作っていきたい」と決意した。
佐々木さんの作文は、県の代表作品として東北地区研修会に提出される。 市剣道スポ少では、団員(3歳~大人)を募集している。稽古は毎週水、金曜日(午後7~9時)と毎週土曜日(午前9時30分~11時30分)。
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