働くイメージ湧かせて 現地見学ツアーを実施 仕事と学び複合施設

▲ 工事現場を見学するツアー参加者

 住田町は世田米の応急仮設住宅本町団地跡地で「仕事と学び複合施設」の整備を進めている。来年2月の供用開始を前に、現在、施設を管理・運営する地域プロジェクトマネージャーと地域おこし協力隊を募集している。17日には、応募検討者向けの見学会が開かれ、首都圏からの参加者が施設の特徴に理解を深め、活用の可能性について考えた。(清水辰彦)

 

管理・運営の応募検討者向けに

 仕事と学び複合施設は、本町団地跡地を活用し、サテライトオフィス、オンラインを活用したイベントや各種講座の開催等が可能なコワーキングスペースなどを配置する施設。管理棟(29・81平方㍍)、共用棟(64・59平方㍍)、展示棟(29・81平方㍍)を各1棟、オフィス棟、滞在体験棟を各2棟整備する。オフィス棟はいずれも29・81平方㍍、滞在体験棟は29・81平方㍍と39・74平方㍍の広さで、総事業費は約1億円。解体した仮設住宅の部材も用いている。
 共用棟はワーキングスペースとして、パソコンを使用しての仕事が可能で、オンラインで遠方とつないでの講座も開催予定。オフィス棟は町外在住者が仕事場として一時利用できるほか、町民も会議や勉強、仕事のスペースとして活用できる。
 滞在体験棟は、住田を知ってもらうための〝お試し滞在〟に向けて整備。展示棟は、木造の住田型仮設住宅を再現し、内部に震災時の後方支援などといった記録を展示し、後世に伝えていく。完成は来年1月中旬、供用開始は同2月を見込む。
 施設工事は順調に進んでいるものの、管理・運営する人材確保が課題となっており、町では早くから募集を行ってきたが現在も適性人材の確保には至っていない。
 こうした中、施設や住田町内を見学してもらうことで、実際に働くイメージをつかんでもらおうと今回のツアーを企画。この日は、いずれも会社員の伊藤和久さん(54)=埼玉県さいたま市、石田芳広さん(56)=東京都板橋区、山田雅子さん(48)=東京都狛江市=の3人が参加した。
 町役場でツアーの説明を受けた3人は、仕事と学び複合施設の建設現場に移動。町建設課技師の田畑耕太郎さんの案内を受けながら各棟を見学した。
 3人は、各棟が担う役割や、施設の屋根や柱、はり、床の所々に仮設住宅の部材が活用されていることなどを聞きながら、完成後の利活用やにぎわい創出へとイメージを膨らませた。
 見学を終え、伊藤さんは「素晴らしい施設。仮設住宅の部材を使ったアイデアもいいと思う」と、石田さんは「仮設住宅のリユースなど、工夫して上手にやっているなという印象。あとはどうやって機能させ、生かしていくか。地元に住んでいる人がワクワクする施設にすることも大事だと思う」と話していた。
 地域プロジェクトマネージャー、地域おこし協力隊は随時募集中。応募は町ホームページの専用バナーからも随時受け付けている。詳細は町ホームページで確認できる。問い合わせは町企画財政課(℡46・2114)まで。