「三陸フレスコボールクラブ」誕生 気仙の愛好者らが結成 陸前高田を拠点に活動 JFBA公認クラブ登録も

▲ 菅原代表(前列左から2人目)らが三陸フレスコボールクラブを発足

 ビーチスポーツ・フレスコボールの陸前高田市内外の愛好者らが、「三陸フレスコボールクラブ」(菅原ひとみ代表)を立ち上げた。昨年12月、一般社団法人日本フレスコボール協会(窪島剣璽会長、東京都、JFBA)の公認クラブに登録。昨夏の高田松原での公式大会でラリーを交わしたメンバーらがさらに絆を深め、初心者も歓迎しながら交流の輪を広げている。(阿部仁志)

 

今年初の練習に参加したメンバーら

 フレスコボールは、2人一組でゴム製のボールを打ち合ってラリーをつなぐ、ブラジル発祥のラケット競技。対戦相手を下すのではなく、ペア同士の協力や支え合いが得点につながる〝思いやりのスポーツ〟として普及が進んでいる。
 国内ではJFBAが毎年各地で公式大会を開催しており、昨年7月には陸前高田市の高田松原で東北初となる大会「リクゼンタカタカップ」が実現。同市の観光発信、関係人口拡大につなげようと市観光物産協会が大会を後押しし、当日は市内外の58ペア、総参加者69人による白熱のラリーで盛り上がった。
 市内では、令和2年に愛好者によるフレスコボールコミュニティー「Boa sorte(ボアソルチ)」が結成された。メンバーは昨夏の大会への出場をきっかけとしてプレーに磨きをかけ、「陸前高田を拠点にもっとフレスコボールの輪を広げたい」と決意を新たにし、新体制のクラブを発足することを決めた。
 大会後にボアソルチを解散し、陸前高田、大船渡、気仙沼各市のメンバー14人で三陸フレスコボールクラブを立ち上げた。昨年11月から毎月第2、4日曜日を練習日に設定し、競技初心者が気軽に参加できる交流会も企画しながら、陸前高田市内の施設や海岸を会場として活動を展開している。
 12月には、JFBA公認の地域クラブに登録。公式ツイッターやフェイスブックなどを通じて活動の様子を発信し、リクゼンタカタカップでつながった全国の競技仲間との交流も続けている。
 新年初の練習は今月8日、米崎町の陸前高田グローバルキャンパスで実施。クラブメンバーや競技に興味がある初心者ら約10人に加え、東北を訪れていたJFBAディレクターの山下祥さん(30)=兵庫県=も飛び入り参加した。
 参加者らは、ペアをつくってラリーに挑んだり、山下さんの指導を受けながら技術向上に励んだりと、思い思いにプレー。20代から80代まで幅広い世代がラリーで笑顔を交わし、それぞれの近況を語り合うなど絆を深める場にもした。
 菅原代表(45)は「年齢に関係なくプレーし、仲間と心を通わせられるのがフレスコボールの魅力。地域を問わず、とにかくみんなで楽しめるクラブとして、活動を続けていきたい」と話していた。