「笑顔とあいさつ」で活気を SNS生かしキャンペーン 観光物産協会 リレー形式で宣言団体紹介
令和5年1月21日付 7面

大船渡市観光物産協会(齊藤俊明会長)は、SNSを活用した観光情報発信事業として「『スマイル(笑顔)&グ

かもめテラス
リーティング(あいさつ)』キャンペーン」を展開している。新型コロナウイルスの影響でマスクが欠かせない生活や事業活動が続く中、満面の笑顔で元気にあいさつしている事業所や団体を発信する取り組み。参加事業者や団体を募集している。(佐藤 壮)
新型ウイルスの影響で続いていた出入国制限などが徐々に緩和され、インバウンドの増加が見込まれる中で「訪れたくなるまち」をPRしようと初めて企画。おもてなし意識の向上と、SNSを活用した情報発信強化で外国人観光客の誘致拡大を図る。
さらに、取り組みを通じて「笑顔とあいさつ」の大切さを再認識し、地域社会でのコミュニケーション充実にもつなげたい考え。日ごろの事業活動や地域活動、スポーツなどで交わされる笑顔を広く発信し、活気を呼び込む狙いもある。 マスクの下では満面の笑顔で明るく接している事業所や団体を、同協会のフェイスブックやインスタグラムで公開する。昨年12月から本格化し、これまでに大船渡町の大船渡温泉と、さいとう製菓総本店の「かもめテラス」を紹介した。それぞれ従業員の画像に加え、日本語と英語による施設案内も添えている。
期間は3月までだが、以降も内容を見直しながら継続を目指す。条件は▽「笑顔とあいさつ」を日々心がけ、積極的に住民や観光客らとコミュニケーションを図ることを宣言する▽マスクなしでの笑顔の写真と事業所や団体などのPRに必要な画像を提供し、協会SNSへの掲載を許可する▽次に情報発信できる市内の事業所、団体をリレー形式で紹介する──を掲げる。
申請は同協会(おおふなぽーと1階)で受け付け、笑顔が並ぶ写真も提供する。キャンペーンに合わせてオリジナル缶バッジを制作し、写真に入っている人数分を贈呈する。
同協会では「観光関連の事業所だけでなく、スポーツ少年団や学童クラブなど、子どもたちによる団体からの参加も受け付ける。地域に笑顔の輪が広がることで、観光客のイメージアップや、地域の活気につながれば」としている。
問い合わせも、同協会(℡21・1922)まで。