高田が14年ぶり優勝 県高校新人大会バレー 東北大会出場へ
令和5年2月1日付 6面
第70回県高校新人大会バレーボール競技はこのほど、奥州市などで開かれた。高田女子が14年ぶり23度目の優勝を飾り、東北大会(10~12日、山形県)への出場を決めた。
男子34チーム、女子39チームが出場。それぞれベスト4決定トーナメントとベスト4リーグで優勝を争った。
高田女子は、ベスト4決定トーナメントを3戦全ストレート勝ちでベスト4リーグへ。同リーグでは、一関修紅、盛岡誠桜、花巻南と対戦した。
初戦は一関修紅にストレート勝ち。2試合目の盛岡誠桜戦では、1─1で迎えた3セット目に最大9点をリードされるなど苦しい場面もあったが、持ち前の拾ってつなぐプレーで追い上げた。花巻南戦も勢いに乗って勝ち、チーム念願の優勝を果たした。
高田女子は2年前に全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)に出場した。本年度は、高さのあるメンバーも加わって攻撃力も向上。坂道での走り込みなどスタミナを意識したトレーニングに励み、戦力増強を図ってきた。
昨年10月の春高バレー県予選会では、決勝戦に進むも盛岡誠桜に敗れ準優勝。今大会でその雪辱を晴らし、全員バレーで県一に上り詰めた。
アタッカーとして活躍し優秀選手に選ばれた渡辺華乃選手(1年)は「優勝するための練習をしてきて、結果がついてきたのですごくうれしいし、自信につながった。東北大会で自分たちの力がどこまで通用するか試し、夏のインターハイにつなげたい」と語る。
遠藤玲奈主将(2年)は「試合中は全員でプレーするという雰囲気があり、自分たちの意地を出せた。ここで満足せず、自分たちの武器を実戦で出し切れるよう意識を新たにして東北大会に挑みたい」と力を込める。
今回の大会にはこのほか、気仙から男子に大船渡と大船渡東、女子に大槌・大船渡東と大船渡が臨んだ。
気仙勢の結果次の通り。
【男子】
▽ベスト4決定トーナメント2回戦
盛岡南2─0大船渡
盛岡工2─0大船渡東
【女子】
▽ベスト4決定トーナメント1回戦
大 槌
2─1福 岡
大船渡東
▽準々決勝
高 田2─0盛岡商業
大船渡 2─0盛岡第四
一関修紅2─0大槌・大船渡東
▽準決勝
高 田2─0一関第二
大船渡 2─0花北青雲
▽決勝
高 田2─0大船渡
▽ベスト4リーグ
高 田2─0一関修紅
高 田2─1盛岡誠桜
高 田2─0花巻南
▽優秀選手
熊谷有紗(高田)渡辺華乃(同)吉田実桜(同)菊池真衣(大船渡)
▽女子優秀コーチ
石川晶子(高田)
※高田高校▽監督=倉成瑞紀▽コーチ=石川晶子▽選手=遠藤玲奈(主将)、小松桜華、佐藤碧海、渡辺華乃、及川夢萌、萩原梨実、佐々木瑠南、菊池音乃、斉藤妃南、今野七虹、熊谷有紗、佐々木仁菜、吉田実桜