「素晴らしいまちに」 佐々木新市長が初登庁(別写真あり)

▲ 「陸前高田市を素晴らしいまちにする」。初登庁し、気を引き締める佐々木市長

 5日投開票の陸前高田市長選で初当選した佐々木拓市長(59)が13日、初登庁した。市職員や市民らの温かな祝福を受けながら1期目をスタートさせ、「陸前高田市民のため、また素晴らしいまちにするため、一生懸命仕事をする」と力強く抱負を語った。(高橋 信)


 佐々木市長は午前8時20分ごろ、市役所に到着。1階市民交流スペースには職員や大勢の市民が集まり、花束を贈られるなどの歓迎を受けた。
 就任式では、約100人の職員を前にあいさつ。「震災後、市民に寄り添いながら努力してきた皆さんと一緒に働けることを光栄に思う」と述べ、「復興事業は終わったが、市民の生活やまちのにぎわいはまだ戻っておらず、本当の復興を目指す。選挙戦で掲げた公約の達成に全力で取り組む」と誓った。
 また、「市役所は市民と一番近いところで仕事をする役所。今までの2倍ぐらい市民の声を聞き、困っている人がいたら声をかけ、寄り添ってほしい。私も率先してそんな態度で仕事をしていく。明るく風通しの良い職場となるよう心がけ、目標に向かって一生懸命働いていく」と意気込んだ。
 佐々木市長は同日、登庁前に自身の後援会事務所に立ち寄り、大勢の支援者から激励を受けた。高田町の中心市街地にある震災追悼施設や、市役所敷地内にある津波で亡くなった職員の刻銘碑、慰霊碑にも足を運び、献花をして追悼の祈りをささげたあと公務に就いた。
 就任式後は庁内で各種の打ち合わせを行い、午後には部課長会議に臨んだ。
 佐々木氏は広田町出身。東京水産大(現・東京海洋大)卒業後の昭和62年、農林水産省に入省。在ロシア日本大使館一等書記官や石川県農林水産部次長、水産庁九州漁業調整事務所長、同庁漁政部参事官などを歴任し、昨年12月に退職した。
 5日に投開票された市長選では、4選を目指した前職・戸羽太氏を1195票差で破り、初当選を飾った。