全国植樹祭 盛り上げを 25日にアバッセで100日前イベント開催へ 

▲ 全国植樹祭のシンボル・木製地球儀㊧の完走などを祝う100日前イベントを開催へ

 6月4日(日)に陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園で開催される「第73回全国植樹祭いわて2023」の「100日前カウントダウンイベント」は、今月25日(土)午前11時から高田町のアバッセたかたパブリックスペースで開かれる。主催者側では「植樹祭に向けた盛り上げを図ろう」と、広く来場を呼びかけている。
 全国植樹祭は国土緑化運動の中心的行事であり、天皇・皇后両陛下ご臨席のもとで開催。岩手で行われるのは昭和49年以来2度目となり、公益社団法人国土緑化推進機構と県が共催する。
 本番の100日前に開かれる同イベントは、県の実行委員会が主催。同祭の開催機運醸成を図ろうと企画した。
 当日は、達増拓也知事、会場地となる陸前高田市の佐々木拓市長、これまでの関連事業に関わった気仙地域の児童・生徒の代表らが出席を予定する。
 イベントでは、昨年7月から県内33市町村をリレーしてきた同祭のシンボル・木製地球儀の〝完走〟と、各地のリレーセレモニーで制作が進められてきた木製盾の完成を祝う。
 さらに、県立高田高校書道部による書道パフォーマンス、「苗木のスクールステイ」参加団体への感謝状贈呈、緑の少年団による「全国植樹祭開催への思い」の発表を展開。感謝状贈呈や発表には、気仙の児童・生徒らが登壇する計画という。開催時間は40分程度で、誰でも観覧できる。
 また、イベントに先駆け、21日(火)午前10時からは同市役所1階市民交流スペースで木製地球儀リレーの最終セレモニーを実施。これまで住田、大船渡を含む32市町村を巡ってきた木製地球儀が陸前高田市に引き渡され、木製盾が完成する。
 セレモニー後は24日(金)まで、木製地球儀と木製盾を展示する。市民らの来場を呼びかけている。