椿茶の活用法発信 大船渡東高生がブース出店 つばきまつりでレシピPR
令和5年2月24日付 6面
大船渡市の県立大船渡東高校(千葉久校長)の農芸科学科食品製造班3年生5人が23日、末崎町の世界の椿館・碁石で開かれている第26回三陸・大船渡つばきまつりにブースを出し、生徒らが考案した椿茶を使ったスープレシピを来場者にPRした。生徒らは、同市の市花であるツバキとその活用法、今後に秘めた可能性に期待しながら、学校の取り組みを広く発信した。
同校の5人は、各学科3年生が取り組む課題研究授業の一環で、市花であるツバキの活用法を検討。地域に親しまれる椿茶の新たな可能性に着目し、地元食材と組み合わせた「気仙てんこ盛り!お茶漬けスープ」のレシピを考案し、昨年開催された東洋水産㈱(今村将也社長、本社・東京都)主催の「スマイル〝フード〟プロジェクトin東北2022」に応募したところ、県代表に選ばれ、東北6県の代表校で争う決勝大会に進出。決勝大会では、レシピの新規性や独創性が高評価を受け、業界紙記者賞を獲得した。
ブースの出店は、同大会の受賞報告のため、市役所の渕上清市長を表敬訪問した席上で、関係者から「つばきまつりにおいて来場者にも活動を周知してはどうか」との案が出されたことをきっかけに実現。学校と市で調整を進め、特設ブースを設置し、パソコンで紹介動画を放映したり、レシピを書いたパンフレットを来場者に配ることとした。
同日は、メンバーの菊池唯さん、新沼航樹君、赤坂浩斗君、和田麻美さんが、担当の紫葉隆則教諭とともに会場を訪れ、PR活動を展開。来場者に声を掛け、椿茶やレシピを説明しながら、「簡単なので作ってみて」とパンフレットを手渡した。
軽米町から家族3人で足を運んだ本田和寛さん(28)は「ツバキのお茶があることを知らなかったが、料理に使う発想が面白いと思った。ぜひ椿茶を飲んでみたいし、レシピもやってみたい」と話した。
新沼君と赤坂君は「興味を持っていただけているようで良かった。こうした取り組みをきっかけに、大船渡東高の各学科で行われている活動を知ってもらえたらうれしい」「自分たちのレシピをツバキ活用の一つの参考にしてもらえれば」と期待した。
レシピ考案は、椿茶スープに合う具材を探し、栗原武斗君を含むメンバー5人で試行錯誤を重ねた。和田さんは「みんなで役割分担し、協力できたからレシピを完成させることができた」と達成感をにじませた。
3年生はまもなく卒業を迎える。菊池さんは「高校生活最後の年にみんなで作った料理で賞を獲得でき、さらにこういったイベントに参加できたことがうれしく、とても光栄。気仙は大きな可能性にあふれているまちなので、後輩たちには地域との関わりを大切にしながら、さまざまな活動を頑張ってほしい」と話していた。
生徒が考案した椿茶レシピは、3月21日(火)までのまつり期間中、来場者らに配布される。
(菅野弘大)






