今年も松原で公式戦開催へ 日本フレスコボール協会 7月に「リクゼンタカタカップ」

▲ 2年連続で公式戦の会場に選ばれた高田松原

 東京都の一般社団法人・日本フレスコボール協会(窪島剣璽会長、JFBA)は、7月15(土)、16(日)の両日に、陸前高田市の高田松原でビーチスポーツ・フレスコボールの公式戦「リクゼンタカタカップ2023」を開く。昨夏に東北で初めて公式戦を開き、各方面から好評を博したことが2年連続の陸前高田開催につながった。(阿部仁志)

 

 フレスコボールは、2人一組でゴム製のボールを打ち合ってラリーをつなぐ、ブラジル発祥のラケット競技。対戦相手を下すのではなく、ペアでラリーを続け、テクニックを披露することで加点されていく。
 JFBAは、年間の上位ランカーを決める公式戦を毎年国内各地で開催。昨年は7会場で開かれ、このうち、7月に高田松原で行われた「リクゼンタカタカップ」は東北初の事例とし、市内外の69人が出場した。
 今年も、「FRESCOBALL JAPAN TOUR2023」(2~10月)として7会場を設定。開催場所を決めるにあたり、昨年のリクゼンタカタカップの成功を受けての「ぜひ今年も陸前高田で公式戦開催を」というJFBAと、「また陸前高田に帰ってきてほしい」という市民らの思いが重なって、2年連続で高田松原が会場に選ばれることとなった。
 運営面では、同市などの競技愛好者でつくるJFBA公認クラブ「三陸フレスコボールクラブ」(菅原ひとみ代表)と、市観光物産協会が協力。昨夏の大会の出場経験者が多数所属する同クラブが今後、市内でフレスコボールの体験会を開くなど大会のPRに力を入れていく。
 菅原代表(45)は「昨年に引き続き地元での大会開催が決まりうれしい。本番に向けてみんなで機運を盛り上げていきたい」と語る。
 同クラブでは、リクゼンタカタカップの会場設営、大会当日の客の誘導、競技無料体験会のサポートなどで運営を手伝うボランティアを随時募集している。
 問い合わせは菅原代表(℡55・2542、民宿沼田屋内)へ。