良質な苗の供給目指す 大船渡市農協 陸前高田で水稲の播種作業スタート(別写真あり)
令和5年4月8日付 6面
大船渡市農業協同組合(猪股岩夫組合長)による水稲苗の播種作業は7日、陸前高田市竹駒町の西部農業センターで始まった。今年は苗箱約7万5000箱分の育苗を計画。5月からの本格化を見込む田植えに向け、生産者に良質な苗を供給できるよう、スタッフが真心をこめて作業にあたった。
水稲育苗開始にあたり、この日は同センターでセレモニーを開催。約30人が集まり、同組合の柏﨑明彦常務理事が「農家の皆さまと一緒に豊穣の秋を喜び合えるよう、事故に注意して作業にあたってほしい」とあいさつした。
作業は機械を使用。コンベヤーで運ばれた苗箱に自動で土が敷かれ、その上に水稲苗の種がまかれていった。職員は機械に異常がないか細心の注意を配りながら、確実な作業を心がけた。
本年度は7万5714箱分の育苗を計画。陸前高田市に4万670箱、住田町に1万5300箱、大船渡市に1万2444箱の供給を見込む。
品種は、多い順に「ひとめぼれ」4万1800箱、「たかたのゆめ」1万箱、「つぶゆたか」6964箱、「銀河のしずく」3200箱となっている。
播種した苗箱は、3市町のビニールハウスで管理し、田植え時期に生産者らに配布。配布は来月上旬からを予定している。
柏﨑常務理事は「資材や肥料の物価高騰が農業経営を圧迫する状況の長期化は、食料自給率の低い日本に確実に影響を与える。食料安全保障としての農業、農村の再構築のために、皆で汗を流していきたい」と、決意も新たにしていた。






