8月2日に協賛試合開催へ 朗希投手所属千葉ロッテと スポンサー契約生かし WBC応援旗も託す

▲ 寄せ書きした応援旗を手に、締結を生かした連携充実を誓う高坂社長㊧と渕上市長(大船渡市提供)

 大船渡高校出身の佐々木朗希投手(21)が所属するプロ野球・千葉ロッテマリーンズと大船渡市がオフィシャルスポンサー契約を結んだことにより、8月2日(水)に本拠地・ZOZOマリンスタジアムでの公式戦・日本ハム戦が協賛試合として行われることになった。球団との信頼関係を生かし、大船渡のさらなる魅力発信につなげる。
 市は令和3年度、大船渡アスリート応援団を設立。佐々木投手をはじめ、ゆかりのアスリートへの応援の取り組みを進めてきた。
 昨年度は、岩手県政150周年と大船渡市制施行70年を記念した協賛試合「黄金の國いわて・大船渡ナイター」を開催。試合前のセレモニーや始球式には佐々木投手が登場したほか、市内の物産品を紹介するブースなどを設け、スポーツ振興やシティプロモーションにつながった。
 これまでの取り組みによる信頼関係をもとに、市と球団は本年度、オフィシャルスポンサーシップ契約を締結。今月12日に渕上清市長が千葉県千葉市のZOZOマリンスタジアムを訪れ、高坂俊介球団社長と契約を交わした。
 この契約を生かし、市職員や市議会議員が業務上使用する名刺に球団チームロゴを使用できる。協賛試合では、物販コーナーやふるさと納税ブースの設置などを通じて、大船渡の魅力発信や知名度向上につなげる。
 佐々木投手は先月、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に侍ジャパンの一員として出場し、1次ラウンドのチェコ戦と準決勝のメキシコ戦に先発し、世界一奪還に貢献。侍ジャパンは、スポーツや芸術などの分野で功績のあった団体に贈られる紫綬褒章を受けることになった。
 WBCに向けて、同応援団と陸前高田市の「佐々木朗希選手を応援する会」は、気仙各地で応援旗への寄せ書きを受け付けた。佐々木投手の登板や決勝戦に合わせ、気仙両市で開催されたパブリックビューイングの会場で掲げた。
 今回のスポンサー契約締結と合わせ、寄せ書きをした応援旗計10枚を球団に送った。球団を通じて、本人に届けられる。