事故防止呼びかける 陸前高田で啓発活動 春の交通安全運動始まる(別写真あり)

▲ 道路沿いで啓発用のぼり旗を掲げる交通安全関係者ら

 「春の全国交通安全運動」のスタートに合わせて陸前高田市は11日、竹駒町の滝の里交差点付近で同運動にかかる啓発活動を行い、道行くドライバーらへ事故防止を呼びかけた。
 同運動は、交通安全思想の普及や浸透、交通ルール・マナーの順守と習慣づけを図るもの。国民自身による道路交通環境の改善に向けた取り組みを推進し、事故防止につなげる。
 今年のスローガンは「運転は ゆとりとマナーの 二刀流」。▽子どもをはじめとする歩行者の安全の確保▽横断歩行者事故等の防止と安全運転意識の向上▽自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底──の3点を重点項目としている。期間は「交通事故死ゼロを目指す日」の20日(土)まで。
 運動初日に行われた同市での啓発活動には、市交通指導隊や市まちづくり推進課、大船渡警察署、気仙地区交通安全協会、市内各町の交通安全関係者ら約30人が参加。
 開会行事では、山田壮史市民協働部長が「新型コロナウイルスの5類感染症移行に伴い、これから車での移動が増えると予想されることから、交通安全関係者の皆さんにはぜひ啓発をお願いしたい」とあいさつ。板垣将人同署交通課長も交通死亡事故防止への協力を呼びかけた。
 参加者らは、滝の里交差点付近の道路沿いに立ち、のぼり旗やプレートを持って運動をPR。「スピードおとせ」「思いやり運転を」などのメッセージがドライバーに見えるよう掲げていた。