春の高校野球県大会/目指すは夏のシード権 大船渡東と住田の連合チーム 合同練習重ね一丸に

▲ 連合チームで県大会に挑む大船渡東と住田の選手たち

 連合チームで、上位進出を目指す──。大船渡東高校と住田高校は、それぞれの部員不足のため、連合チームとして第70回春季東北地区高校野球県大会に出場する。2校合わせた選手は12人。少人数ながらも沿岸地区予選を突破した選手たちは、「夏のシード権獲得を」と目標を掲げ、一丸となって合同練習に励んでいる。(清水辰彦)

 

少人数ながらも地区予選を勝ち抜いた(3日)

 県大会は19日(金)に開幕。盛岡市のきたぎんボールパーク、花巻市の花巻球場で、各地区予選を勝ち抜いた26チームが、県一の座と夏のシード権獲得を争う。
 大船渡東と住田は、昨秋の地区予選に続いて連合チームとして出場。住田は選手8人でマネジャー1人、大船渡東が選手4人でマネジャー3人。
 合同練習は4月半ばから開始。毎週2~3回、大船渡市立根町にある大船渡東のグラウンドで約2時間、汗を流している。
 チームの中心は両校合わせて8人の3年生。住田の3年生は1年生の秋から試合に出場し、昨年は14年ぶり春の県大会出場、夏は7年ぶり1勝の立役者となっており、豊富な実戦経験を持つ。大船渡東の3年生、上野碧空選手は主に捕手として、千葉拓斗選手は連合の副主将としてチームを引っ張る。
 両校は合同練習と試合を重ねてコミュニケーションも深まり、一つのチームに仕上がっている。
 このほど行われた春の沿岸地区予選では、初戦で沿岸連合(大槌・山田・岩泉)に15─0と快勝し、代表決定戦では釜石商工に6―1で勝利して県切符を獲得。第1代表決定戦では大船渡と対決。終盤まで互角の競り合いを演じるも、八回に大量得点を許して惜しくも敗れた。
 平成20年に気仙地区予選から沿岸南地区予選となり、令和3年には沿岸南と同北地区が統合して沿岸地区予選となった。これまでを含め、沿岸地区予選で連合チームが春の県大会代表権を獲得したのは初めて。
 少人数のため、投手も含めて守備位置は流動的で、一人が複数のポジションをこなし、連係プレーにも力を入れる。4月中旬以降は週末に練習試合を重ねるなど、チーム力を高めてきた。
 初戦は20日(土)、きたぎんボールパーク第2試合(午前11時40分)で久慈と対戦。連合の主将も務める住田の金野直人主将は「沿岸地区の代表として、いい結果を残せれば。夏のシード権を獲得したい」と力を込め、千葉副主将は「打ち勝つチームだと思っているので、県大会でも打ち勝って、上位に食い込みたい」と意気込む。
 このほかの気仙勢は、高田が同日の花巻球場第2試合(午後0時40分)で盛岡誠桜と対戦。21日(日)は大船渡が同球場第2試合(同)で、盛岡大附―盛岡商業の勝者と8強入りをかけて激突する。