本番成功へ練習に熱 6月3日に綾里式年大祭 22年ぶり参加の地域も(別写真あり)
令和5年5月27日付 6面
大船渡市三陸町綾里に鎮座する天照御祖神社(熊谷典昭宮司)・市杵嶋神社(中島美貴子宮司)の式年大祭が6月3日(土)に催されるのに向け、各地域では奉納に向けた余興練習が盛んに行われている。今回は平成13年以来、22年ぶりに奉納する祭り組も。東日本大震災やコロナ禍を乗り越えた地域の絆を示そうと、準備にも熱が入る。
宮野地区活動センターでは25日夜、宮野地域の住民約40人が集まり、手踊りの練習に励んだ。平成13年の大祭でも指導した渡邊ミツ子さん(73)=陸前高田市小友町=が見守る中で『大漁船』『ソーラン祭り節』『あや子のお国自慢だよ』の3曲に合わせ、舞を繰り返した。
4月下旬から練習を始めており、まとまりある動きで、センター内には活気が広がる。初参加の子どもたちも熱心に取り組んでおり、東朋中2年の千葉そあらさんは「和の雰囲気やおしとやかさを出すのが難しいけど、ガラスに映る姿でもそろっているのが分かる。部活終わりの参加で大変だけど、頑張りたい」と話していた。
センターの外では、水田からのカエルの鳴き声とともに、近くで練習に励む権現舞のはやしが響き渡った。宮野の大祭実行委員長を務める花輪嘉廣さん(69)も「やはり、祭りがあると、地域がまとまる。本番が楽しみ」と語り、期待を込めた。
綾里の式年大祭は5年に1度の開催で、例祭日は旧暦の3月16日だが、この時期はワカメ作業などの漁業繁忙期で、開催時期を繰り下げて行われるのが慣例となってきた。今回は両神社に加え、地区住民が中心となって準備を進めている。
当日は、天照御祖神社で神幸祭を午前8時に予定。地区内を巡る神輿渡御は午前9時から。御旅所を設ける綾里小グラウンドでは、午後1時から各祭り組の余興奉納が盛大に繰り広げられる。






