7月29日に開催決定 農林会館前で夏まつり 4年ぶり手踊りも

▲ 夏まつりのスケジュールなどを確認した実行委員会

 今年の住田町夏まつりは、7月29日(土)に農林会館前で開かれることが決まった。今月21日に同会館で実行委員会(会長・佐々木慶逸町観光協会長)が開かれ、日程やスケジュールを確認。今年は芸能披露や五葉山火縄銃鉄砲隊の演武といった企画に加え、町民手踊り、もちまきなど各種催しが予定されている。
 同町の夏まつりは昭和中期、世田米を流れる気仙川に架かる昭和橋のたもとでカラオケ大会を開催したのが始まりといわれる。
 例年7月末に、気仙の夏祭りのトップを切って開催。中学生の演舞や郷土芸能、手踊りなどが披露され、令和元年は約3500人が来場。2年、3年は新型コロナウイルスの感染防止の観点から中止し、4年は3年ぶりに開催した。
 同年は、感染防止のため手踊りの実施を見送るなど規模を縮小したが、世田米、有住両中学校の生徒たちによるソーラン節などの披露、町内団体によるミニコンサート、鹿踊り、太鼓演奏が繰り広げられ、豪華景品の当たるお楽しみ抽選会も行われるなどして盛り上がりをみせた。
 実行委は同協会や商工会、町、警察、消防、女性団体連絡協議会などの関係者らで構成し、この日は委員ら約20人が出席。
 はじめに、佐々木会長が「皆さんの協力をいただきながら、明るく楽しい夏まつりにしたい」とあいさつ。引き続き、開催日時や開催場所、イベント内容・関連行事、感染症・熱中症予防対策などを協議し、原案通り決定した。
 スケジュールによると、当日は午後4時に開会式を行い、その後は世田米保育園児による踊り、世田米、有住両中学生によるソーラン節などの披露、町内外の団体によるライブ、福引菓子・もちまき大会、クッブの早積み大会、芸能披露、五葉山火縄銃鉄砲隊の隊列行進・演武に加え、4年ぶりとなる町民手踊りも計画している。
 会場ではこのほか、スラックライン体験や鉄砲隊のよろいかぶとをまとっての記念撮影も行われる。フィナーレを飾る花火大会は午後8時30分からを予定している。