グラウンド整備も本格化へ 新環境で学校開放活用でも期待 大船渡一中

 大船渡市立根町の第一中学校グラウンド整備工事は、本年度内の完成に向けて工期に入った。旧校舎の解体と並行的に進め、部室棟やグラウンド、テニスコート、バックネット、防球ネット、バスロータリー、臨時駐車場などを整備。別工事では夜間照明を設置する。生徒の学習環境のみならず夜間や休日の学校開放事業に伴う住民利用の観点からも、期待が高まっている。(佐藤 壮)

 

 整備工事に関する請負契約締結に関する議案は、21日の臨時議会で可決された。指名競争入札の結果、㈱佐賀組が施工し、請負金額は2億7115万円。工期は来年3月21日までで、新年度からの供用を見据える。
 主な施設のうち、部室棟は鉄筋コンクリート造平屋建てで175・5平方㍍。1・2㌶のグラウンドは改良材混合土で、雨水処理用の地下配水管も整備する。
 4面分のテニスコートは、砂入り人工芝舗装で整備。野球場ホームベース側のバックネットは高さ8・9㍍で、防球ネットはグラウンドが同8㍍、テニスコートが同5㍍となる。
 バスロータリーのバス用駐車場は10台。乗降用の「ひさし」も設ける。さらに臨時駐車場も配置する。別工事でグラウンドには8基、テニスコートには6基の照明も設けられる。
 グラウンドには、200㍍トラックを2カ所に設けるほか、校舎棟に沿う形で100㍍直走路も整備。野球場は校舎南東側にホームベースを配置し、両翼のフェンスラインまでの距離は84㍍、センターまでは116㍍を確保する。サッカー場の配置も計画している。
 市内の小中学校では初となる鉄筋コンクリート造・鉄骨造4階建て校舎と屋内運動場は、今年3月に完成。立根川下流側に位置する旧校舎・屋内運動場解体工事は5月から本格化した。
 市教育委員会によると、プールはすでに解体が終了。屋内運動場は7月に終えることで、グラウンド部分への大型車両の出入りが可能となる。グラウンドの地下排水管や校舎解体工事は、並行的に進められるという。
 新校舎などの整備に向け、市教委は委員は学区内である盛、猪川、立根、日頃市、越喜来、吉浜の各公民館や小学校PTA、同中学校関係者らで組織する建設委員会を立ち上げ、幅広い角度から検討を重ねた。
 今年2月までの協議では▽スクールバス乗降場所に屋根を設けるべき▽中総体で使用する大型バスが校地内に入れるように▽スクールバス7台分の駐車場確保▽外部室やトイレ設置▽テニスコートは砂入り人工芝コートでの整備──といった意見が出ており、いずれも反映された。
 一連の整備では、校舎だけでなく屋外運動場やグラウンド部分の利便性が向上。テニスコートも旧グラウンドにはなかった砂入り人工芝となり、照明機能も向上することから、完成後は幅広いスポーツ活動などに対応する学校開放の促進も期待される。
 グラウンド整備工事のイメージは別掲。