2023陸前高田市議選/定数16に17人が出馬予定 少数激戦模様で推移 告示まで1カ月切る
令和5年7月28日付 1面
任期満了に伴う陸前高田市議会議員選挙(定数16)は、8月27日(日)の告示まで1カ月を切った。東海新報社の調べでは、現時点で現職15人、新人2人の計17人が立候補を予定。少数激戦模様で推移する中、水面下では出馬を模索する新人の動きもみられる。8月3日(木)には立候補予定者説明会が予定されており、出席者の顔ぶれが注目される。(高橋 信)
立候補予定者を党派別にみると、自民2人、共産3人、無所属12人。町別では広田、米崎が各3人、高田、気仙、小友、矢作、竹駒が各2人、横田が1人となっている。
現職は現任期最後の市議会定例会が6月に閉会し、後援会活動を活発化。支援者へのあいさつ回りやこれまでの実績をPRするチラシを作成するなど臨戦モードを高めている。
ある現職は「厳しい戦いになるだろう。緊張感を持ちつつ、支持を広げていきたい」と気を引き締める。
新人はこれまでに気仙町と米崎町からそれぞれ1人が名乗りを上げた。水面下では、ほかにも立候補を検討する動きがある。
一方、現職のうち、出馬しない意向を示しているのは、議席番号順に小澤睦子氏(67)=気仙町・1期=と鵜浦昌也氏(61)=高田町・3期。
鵜浦氏はこれまで態度を保留していたが、東海新報社の取材に対し、「自分よりも若い人材に議会で活躍してもらうことが、まちの活性化につながる」と答えた。
市議選は、昭和30年の市制施行以来通算18回目。4年前の前回選は定数18に対し、現職15人、元職1人、新人10人の計26人が出馬して混戦となった。今回は定数が現行の18から16に削減され、初めて迎える選挙となる。
立候補予定者説明会は8月3日午後1時30分から、市役所7階大会議室で行われる。対象は立候補予定者、またはその関係者で、1候補者につき2人まで。参加予定者は市選管事務局(℡54・2111内線532)に事前の連絡が必要。
投開票日は知事選、県議選と同じ9月3日(日)。6月1日現在の有権者数は1万5817人(男7631人、女8186人)で、前回の選挙当日有権者数(1万6529人)より712人少ない。
町別の有権者数は別表。現職、新人の立候補表明者(町別、五十音順)は次の通り(数字は年齢、丸数字は当選回数)。
【高田町】
佐々木 一 義70無現③
松 田 修 一56無現①
【気仙町】
大 坂 俊72自現③
佐々木 良 麻37無新
【広田町】
伊 勢 純56共現③
蒲 生 哲60無現②
木 村 聡29無現①
【小友町】
及 川 修 一67無現⑥
福 田 利 喜65無現⑤
【米崎町】
大 坪 涼 子72共現④
大和田 加代子62無現①
吉 田 健 太42無新
【矢作町】
伊 藤 明 彦68無現⑥
藤 倉 泰 治73共現⑤
【竹駒町】
伊 藤 勇 一67無現②
中 野 貴 徳52自現②
【横田町】
菅 野 広 紀61無現④