学生と児童が交流 立教大バレーボール教室 4年ぶり開催(別写真あり)
令和5年8月1日付 6面

立教大学(本部・東京都、西原廉太総長)は7月30日、陸前高田市高田町の夢アリーナたかたで小学生を対象にバレーボール教室を開いた。4年ぶりの開催で、同大の男女バレーボール部員が指導。児童たちは大学生から優しく手ほどきを受け、館内に元気な声を響かせた。
気仙3市町のバレーボールスポ少8チーム合わせて約70人が参加。立教大からは男女約30人が指南役となり、陸前高田市出身で、同大女子バレーボール部の蒲生裕さん(3年)も臨んだ。
スポ少の垣根を越えて親睦を深めようと、この日限りの混成チームごとに練習。メニューは学生自ら考案し、ボールを使ったウオーミングアップをしたあと、パスやレシーブ、スパイク練習で汗を流した。
児童たちは親切な学生とすぐに打ち解け、最後のミニゲームでは得点のたびに笑顔でハイタッチ。4年ぶりの教室を全員で楽しんだ。
陸前高田市の気仙VBSS主将・熊谷真優さん(気仙小6年)は「レシーブやスパイクの上達のコツを教わった。これからもバレーボールを頑張りたい」と汗をぬぐった。
立教大男子バレーボール部主将の大塚日向さん(4年)は「みんな積極的に取り組んでくれて純粋にうれしかった。これからもバレーボールを楽しんでほしい」と期待を込めた。
女子主将の朝倉未来さん(同)は「教室の内容を考え、小学生に指導するのは、自分たちにとって初めての経験。不安もあったが、楽しんでもらえてよかった」と話した。
立教大と陸前高田市は平成24年、地域課題の解決や地域活性化を目的に、「連携及び交流に関する協定」を締結。バレーボール教室は協定の一環で25年に始まった。令和2年以降、新型コロナウイルス禍の影響で見送っており、今回7回目の開催となった。