防災と活気 ともに創出を 今年も「ソナエマチモリ」 キャッセン大船渡で19、20日に
令和5年8月3日付 7面
大船渡市大船渡町のキャッセン大船渡エリアで19(土)、20(日)の両日、「ソナエマチモリ2023」が開催される。今年もアウトドアやキャンプを切り口に、地震や津波などに対する防災意識の向上を図るほか、開業から6年を迎えたキャッセンの「感謝祭」としても位置づける。多彩な企画を通じて、東日本大震災の復興事業で整備された空間の一体的な活用や、回遊創出にもつなげる。(佐藤 壮)
「ソナエマチモリ」は、スペインで行われている世界最大級の音楽フェスティバル「ソナー」を意識し、災害に「備える」といった意味も込めて命名。令和2年と4年に続く開催となる。キャッセン開設前から音楽イベントなどを企画してきた「and NEXTKYASSEN OFUNATO実行委員会」が主催する。
キャッセン大船渡エリア内の須崎川河川敷では、2日間にわたりステージイベントを繰り広げ、大船渡東高や大船渡中、大船渡北小生の発表に加え、大船渡にゆかりがあるミュージシャンが登場。ダンス教室生の披露も予定している。
20日午後1時からは、防災トークセッションも。武蔵野美和さん(防災士)や橋本陸さん(消防士)、柴山明寛さん(東北大学災害科学国際研究所准教授)らが登壇し、震災経験を生かした備えや心構えを考える。
両日午前10時30分と午後1時30分からは、スマートフォンで読み取った情報をもとに、キャッセンやその周辺を巡りながら避難や震災伝承を考える防災観光アドベンチャーゲーム「あの日~大船渡からの贈り物~」の体験も。体験者に食事などで利用できる500円分のクーポン券を贈る。
防災体験エリアは、キャッセンの千年広場内に開設。19日は、心肺蘇生や誤飲時の気道異物除去体験、はしご車展示、紙食器や新聞紙によるスリッパ制作を行う。20日は、災害時に役立つ「パラコードブレスレット」の制作を予定。ポリ袋で調理する非常食や、備蓄用非常食キットの体験試食・販売は、両日行われる。
開業から6年を迎えたキャッセン大船渡の「感謝祭」も両日開催し、にぎわいを呼び込む。缶いっぱいにカキやホタテ、ハマグリなど海鮮類を詰め込んでじか火で蒸し焼きにする「海鮮カンカン焼き大会」では、200食分を用意。テナント店などによる「うまいもの市」も繰り広げる。
今年も夢海公園では「マチナカキャンプ」として、宿泊希望者を受け付ける。バーベキューやたき火も可能。申し込みは15日(火)までにキャッセン大船渡(℡22・7910)へ。
実行委では「キャッセンエリア全体を活用した開催を予定している。東日本大震災から10年以上が経過した今、楽しむ要素も取り入れながら防災意識の再構築を図りたい」としている。






