ステージや花火多彩に オキライサマー ど根性ポプラ広場を活用(別写真あり)
令和5年8月13日付 8面

▲ 多彩なステージイベントが続いたど根性ポプラ広場
フィナーレを飾った花火の打ち上げ
大船渡市三陸町越喜来の夏の恒例イベント「okirai summer(オキライサマー)」(同実行委員会主催)は11日、ど根性ポプラ広場で開かれた。日中から多彩なステージイベントが繰り広げられたほか、夜には花火の打ち上げが行われ、地域住民を魅了した。
東日本大震災が発生した平成23年に「LIGHT UP NIPPON(ライトアップニッポン)」として追悼の思いを込め、月命日に合わせて花火が打ち上げられて以来、「地域の夏の風物詩として、楽しい思い出をつくろう」と開催。近年は夜の花火に加え、幅広い世代が楽しめるイベントとして定着している。
朝方はぐずついた天気となったが、日中は青空が広がり、絶好のイベント日和に。音楽ステージが開演すると、地元バンドの熱演や和太鼓、ダンスなど、幅広いジャンルの構成で、来場者を楽しませた。
今年は会場内にサウナスペースを用意したほか、バーベキューやキャンプの無料スペースを確保。飲食の出店スペースも充実し、空へと緑が真っすぐ伸びるど根性ポプラを中心として、にぎわいが生まれた。
夕方から夜にかけては、花火を楽しみにしていた地域住民や帰省家族らが広場周辺に続々と詰めかけた。活気あふれる地域づくりの思いなどが込められた大輪が夜空を照らし、フィナーレを飾った。
中野圭実行委員長(37)は「このイベントが認知されてきた実感はある。これからも続けていきたい」と話していた。