学びやに元気な声戻る 気仙の小中学校 2学期の始業式ピーク(別写真あり)
令和5年8月19日付 7面

気仙3市町の多くの小中学校で18日、2学期の始業式が行われ、約3週間ぶりに子どもたちの元気な声が学びやに戻った。笑顔で登校した児童・生徒たちは、夏休み中の思い出を振り返りながら2学期の目標などを確認し、学校生活をより良いものにすることを約束した。(新沼麻波)
気仙の29小中学校の本年度2学期始業式は、17日から23日(水)にかけて実施される。ピークとなった18日は、3市町の合わせて24校で行われた。
このうち、住田町立有住小学校(新沼健校長、児童46人)の始業式は体育館で行われ、全校児童を前に新沼校長があいさつ。夏休み前に確認した三つの約束が守れたかどうか尋ねたうえで、2学期に頑張ってほしいこととして▽目標を持って頑張ること▽相手に伝わるあいさつをすること▽自分の考えを話すこと──という三つを挙げ、「有住小の児童として成長できる2学期にしましょう」と語りかけた。
続いて、児童を代表し、佐々木莉玖さん(6年)がステージに上がり、1学期の振り返りと2学期の抱負を発表。「運動会で応援団長となり、練習から本番までみんなに指示を出したり、大きな声で応援したりすることができた。通信陸上では県大会出場を目指して一生懸命練習した。結果は残念だったけれど、挑戦して良かったと思った」「2学期に頑張りたいことは勉強面。漢字が得意ではないので、一つ一つ丁寧に練習して、自信を持てるようにしたい」などと述べた。
始業式後の清掃時間を挟み、各教室に戻った児童らは、夏休みの様子を振り返ったり、2学期に頑張りたいことなどを改めて確認した。
初めての夏休みを終えた1年生の3人は、スイカ割りを楽しんだことや、朝顔がたくさん咲いたこと、家族でお出かけしたことなどを発表。2学期に頑張りたいことについて、髙橋暖真さんは「書写で漢字を全部書きたい。ロードレースでは諦めずに走り続けたい」、多田汐里さんは「国語で漢字を頑張りたい」、立花泰良さんは「筋肉を付けてロードレースを走りたい。家で練習して、1番になれるように頑張りたい」とそれぞれ話していた。