「海岸写真」上位占める おおふなと愛フォトコン結果 青年会議所岩手ブロック協議会

▲ 最優秀賞に輝いた村上さんの作品

 日本青年会議所東北地区岩手ブロック協議会(安倍修司会長)が今月6日に実施したイベント「おおふなと愛フォトコンテスト」の入賞作品がまとまった。最優秀賞は碁石海岸・穴通磯と花火との共演風景を収めた一枚。海にちなんだ作品が上位を占めた。
 このコンテストは、同協議会内のいわてJAYCEEアカデミー委員会(黒沢健典学長)による事業「展示で繫ぐ私たちの宝物」の一環。市民や市内通勤者を対象に、大船渡の風景や生物、食べ物など魅力が伝わる印刷された状態の写真を募集した。
 盛町灯ろう七夕まつりが開かれた6日に、同町の№3ギャラリーで展示会を開催。市民らから寄せられた64点を掲示し、来場者が「いいね」と感じた作品の欄にシールを貼っていった。
 最優秀賞は、村上真さん(大船渡町)によるもの。気仙両市で「二十歳のつどい」が開催された今年1月、大船渡市の湾口防波堤付近で、つどいに出席した若者らが中心となって花火を打ち上げた際に撮影したという。夜空の大輪が穴通磯はもちろん、湾奥部に広がる市街地の夜景を引き立てている。応募作品の中で唯一「いいね」のシールが100を超えた。
 2位の和田桂一さん(三陸町綾里)、3位の鳥居寧心さん(同吉浜)はいずれも吉浜で撮影。陽光で色鮮やかに空が染まる中、自然美や漁業の誇りを写真に収め、高評価を得た。
 特別賞に輝いたのはNさん(大船渡町)の作品。霧で山肌や船舶などが白く覆われた大船渡湾内の景色を、芸術的にとらえた。
 展示では祭りやイベントなどに関する作品も多かったが、上位は海岸部を撮影した写真が占めた。同協議会では、入賞者に賞品として地域商品券や詰め合わせ品などを贈った。

2位の和田さんの作品

3位の鳥居さんの作品

特別賞のNさんの作品