2023陸前高田市議選/あす告示 19人が出馬の構え 現職15人・新人4人 定数を3人上回る選挙戦濃厚

 任期満了に伴う陸前高田市議選(定数16)は、27日(日)に告示される。現時点で立候補を予定しているのは現職15人、新人4人の計19人。前哨戦最終盤まで顔ぶれが固まらないまま推移してきたが、定数を3人上回る選挙戦突入が濃厚となった。
 市議会は現在、欠員1の17人で構成。今市議選を巡ってはこれまで15人が出馬、2人が不出馬の意向を示していたが、告示日までのこの1週間で2人の態度に変化があった。
 まず、これまで出馬しない意向を示してきた鵜浦昌也氏(61)=高田町・3期=が、支持者からの要請などを踏まえ、出馬することを決意した。
 一方、立候補を予定していた松田修一氏(56)=高田町・1期=は、東海新報社の取材に対し、「出馬を取りやめる」と明かした。
 新人は気仙町、米崎町、高田町、広田町からそれぞれ1人が名乗りを上げた(広田町の新人は表明時の住所が高田町)。出馬の可能性を探っていた元職1人は断念した。
 立候補予定者を党派別にみると、共産3人(現3)、無所属16人(現12、新4)。町別では高田3人(現2、新1)、広田4人(現3、新1)、米崎3人(現2、新1)、気仙2人(現1、新1)、小友2人(現2)、矢作2人(同)、竹駒2人(同)、横田1人(現1)となっている。
 市議選は、昭和30年の市制施行以来通算18回目。4年前の前回選は定数18に対し、現職15人、元職1人、新人10人の計26人が出馬して混戦となった。今回は定数が現行の18から16に削減され、初めて迎える選挙となる。
 投票は知事選、県議選と同じ9月3日(日)午前7時から午後7時まで市内25カ所で行われ、即日開票される。
 24日現在の同市の選挙人名簿登録者数(有権者数)は、1万5716人(男7572人、女8144人)で、前回の選挙当日有権者数(1万6529人)より813人少ない。
 立候補表明者(町別、五十音順)は次の通り(丸囲み数字は当選回数)。
 【高田町】
鵜 浦 昌 也61無現③
菅 野 秀一郎47無新
佐々木 一 義70無現③
 【気仙町】
大 坂   俊72無現③
佐々木 良 麻38無新
 【広田町】
伊 勢   純56共現③
蒲 生   哲60無現②
木 村   聡30無現①
小 林   卓49無新
 【小友町】
及 川 修 一67無現⑥
福 田 利 喜65無現⑤
 【米崎町】
大 坪 涼 子72共現④
大和田 加代子62無現①
吉 田 健 太43無新
 【矢作町】
伊 藤 明 彦68無現⑥
藤 倉 泰 治73共現⑤
 【竹駒町】
伊 藤 勇 一67無現②
中 野 貴 徳53無現②
 【横田町】
菅 野 広 紀61無現④