2023陸前高田市議選/予想の19人が立候補 7日間の舌戦突入 16議席巡りしのぎ削る

 任期満了に伴う陸前高田市議会議員選挙(定数16)は、27日に告示された。予想された現職15人、新人4人の計19人が立候補し、定数を3人上回る選挙戦に入った。東日本大震災後のインフラ復旧が完了したまちの均衡ある発展へ、各候補者はどのような訴えを有権者に届けて支持を得るか、7日間にわたる舌戦の行方に注目が集まる。投票は9月3日(日)に行われ、即日開票される。(高橋 信)

 

投開票は9月3日

 

 立候補の届け出は、午前8時30分から市役所で受け付けた。本人や代理人が抽選を行い、届け出順が決まった。午後5時に締め切られ、16議席を19人で争う選挙戦が確定した。
 候補者は手続きを済ませたあと、直ちに遊説に繰り出した。独自に掲げる公約や地域課題解消に向けた政策の実現へ街頭に立ってマイクを握り、懸命に支持を訴えた。
 立候補者を党派別にみると、共産3人(現3)、無所属16人(現12、新4)。町別では多い順に、広田4人(現3、新1)、高田3人(現2、新1)、米崎3人(同)、気仙2人(現1、新1)、小友2人(現2)、矢作2人(同)、竹駒2人(同)、横田1人(現1)となっている。
 市議選は、昭和30年の市制施行以来通算18回目。無投票となったことは一度もなく、毎回選挙戦が行われてきた。平成15、19、23、27年の4回は、定数に対して立候補者が1~2人上回るだけの少数激戦が繰り広げられたが、31年の前回は現職15人、元職1人、新人10人の計26人が18議席を争う混戦だった。
 投票は知事選、県議選と同じ9月3日(日)午前7時から午後7時まで市内25カ所で行われ、午後8時15分から高田町の夢アリーナたかたで即日開票される。
 市選管によると、26日現在の同市の選挙人名簿登録者数(有権者数)は、1万5712人(男7570人、女8142人)で、前回の選挙当日有権者数(1万6529人)より817人少ない。


きょうから期日前投票/市役所1階

 

 陸前高田市議選の期日前投票は28日、市役所1階市民交流スペースで始まる。受け付けは9月2日(土)までで、時間は午前8時30分~午後8時。
 会場では17日に告示された県知事選、25日に告示された県議選の期日前投票も受け付けている。
 問い合わせは、市選管(℡54・2111内線532)へ。