大船渡でも販売スタート 千葉ロッテとの「コラボグッズ」
令和5年9月2日付 3面

大船渡高校出身の佐々木朗希投手(21)が所属するプロ野球・千葉ロッテマリーンズと大船渡市による「コラボレーショングッズ」の販売が1日、同市内でも始まった。佐々木投手に加え、市や球団のキャラクターが〝共演〟する品々が各店舗に活気を呼び込んでいる。
販売場所は市観光物産協会(おおふなぽーと内)、三陸ふるさと振興㈱(道の駅さんりく)、大船渡市役所職員生活協同組合の3カ所。おおふなぽーとと道の駅さんりくは毎日午前9時~午後6時、同組合は平日午前8時30分~午後5時45分に営業している。
グッズは▽キャラクターTシャツ▽同フェイスタオル▽2連キーホルダー▽佐々木朗希選手フェイスタオル▽同アクリルキーホルダー──。価格は税込みでTシャツが3800円、フェイスタオルが1800円、2連キーホルダーが1000円、アクリルキーホルダーが600円となっている。
このうち、市役所1階にある同組合では、レジのそばに全種類を並べた販売コーナーを設けた。初日から購入者が訪れ、職員だけでなく「盛岡に住んでいる娘から頼まれた」と訪れる人の姿も見られたという。
本年度、市と千葉ロッテはオフィシャルスポンサー契約を締結。各グッズは8月2日から、千葉ロッテの本拠地・ZOZOマリンスタジアムの外周にあるマリーンズストアミュージアム店と、球場内のスタジアム店、マリーンズオンラインストアで販売していた。同日は、同スタジアムでの対日本ハム戦が協賛試合「三陸・大船渡パーフェクトナイター」として行われたこともあり、グッズも人気を集めた。
Tシャツやフェイスタオルなどに描かれた市のPRキャラクター・おおふなトンは、千葉ロッテのホームユニホームを着用。普段は市の花「椿」の家紋が入った着物をまとう秋刀魚武士も、各グッズの上半身はホームユニホームを連想させる縦じま模様となっている。
WBCでも活躍した佐々木投手は今シーズン、13登板で7勝2敗、防御率1・48、130奪三振の成績を残しているが、7月下旬から左脇腹の肉離れで、戦列を離れている。市はグッズ販売を通じて市内での応援ムードをさらに盛り上げながら、完全復活を後押しする。