秋の高校野球県大会/高田4強入りならず 久慈にコールド負け喫す
令和5年9月30日付 6面

第76回秋季東北地区高校野球県大会は29日、一関、陸前高田両市の2会場で準々決勝4試合が行われた。気仙勢で唯一勝ち上がっていた高田は久慈と対戦。2─12の六回コールド負けを喫し、4強入りを逃した。
大会には、県内6地区予選を勝ち抜いた24校が出場。秋の県一と、上位3チームに与えられる東北大会(10月、秋田県)への出場権をかけたトーナメント戦が繰り広げられている。
高田松原運動公園第一野球場第2試合では、高田が久慈と対戦。
先攻の高田は初回、先発・黄川田が1死後に3連続四球で満塁のピンチを招いたが、無失点で切り抜けた。一方、二回裏は1死二塁から二塁打を浴びて先制点を許し、継投した2番手・千葉来も1失点した。
2点を追う高田は四回、先頭の1番・細田が単打と犠打で二塁に進み、3番・児玉の内野ゴロが敵失となって生還。続く4番・佐々木の内野ゴロが再び敵失を誘い、児玉が二塁から生還して同点に追いついた。なおも1死二塁と得点圏に走者を置いたが、後続を絶たれた。
直後の五回、千葉来が相手打線に捕まり、無死からの連打や四球で6失点し、2─8と大量リードを許した。六回は、無死一、二塁から本塁打を浴びるなど4点を失ってコールド負けし、高田はトーナメントから姿を消した。
▽準々決勝
高 田
000200|2
020064x|12
久 慈
(六回コールド)
(高)黄川田、千葉来、菅野温─清水
(久)宇部奨─和野
⚾本塁打=和野(久)
⚾三塁打=野田口(久)
⚾二塁打=川端2、宇部智、大澤(久)