11月から市民ミーティング 参加募集開始 男女共同参画推進など見据え

▲ ワークショップを通じて「暮らしやすいまち」を探る(昨年9月に大船渡で行われたいわて男女共同参画サポーター養成講座の様子)

 大船渡市による初の男女共同市民会議「おおふなと市民ミーティング」が、11月5日(日)から全4回の日程で行われる。本年度から5年間を期間とする第5次市男女共同参画行動計画の一環。さまざまな人々による話し合いを通じて、誰もが住みやすい将来像や課題の発見・解決に向けた取り組みを探る。20人程度の参加を見込み、今月末まで募集する。
 令和9年度までの第5次計画では、目指すまちの姿は「誰もが自分らしさを互いに認め合い、暮らし続けたいまち大船渡」を掲げる。基本目標には①自分らしさが輝く地域社会の形成②ともに支え合う家庭生活の実現③安心して働ける魅力ある職場環境づくり──を盛り込んだ。
 この実現に向け、市民や男女共同参画サポーターをはじめ、団体の所属や年代、性別にとらわれず、多様な主体が協働し、連携を図りながらジェンダー平等や誰もが活躍できる社会づくりなど、あらゆる人が暮らしやすいまちを目指して活発に話し合える「場」をつくろうと企画。話し合いを通じて参加者自らが活動を実践できる機運醸成も見据える。
 運営は、盛岡市の特定非営利活動法人インクルいわてに委託。開催日は11月5日と12月24日、1月14日、1月28日の各日曜日で、時間は午後1時~3時30分。会場は大船渡町のおおふなぽーと。
 開催を通じて▽男女共同参画に関する基礎知識などの習得・理解促進を図る学習機会の創出▽男女共同参画社会の実現に向けた現状課題の把握や対応策に関する話し合い▽課題に対する対応策の実践的活動につなげるためのアクションプラン作成——などを見据える。
 募集定員は20人で、10代から幅広い世代の参加を見据える。市民や市内での勤務者のほか、グループや子連れでの参加も可能。グループに分かれたワークショップなどを通じて「一人ひとりが幸せな大船渡市を想像しよう」「原因を探ろう」「アクションプランを立ててみよう」などをテーマに意見を交わす。
 市男女共同参画室では「話し合いのテーマをしぼらず、現状や課題を考え、アクションプランの作成やその実践などに生かすことができれば」と期待を込める。
 参加希望者は別掲のQRコードから専用ページに入り、必要事項を入力する。電話(080・2827・3213、平日午前10時~午後5時)でも受け付ける。問い合わせはインクルいわて(℡019・626・6061)へ。