はしご虎舞 本番へ活気 末崎町平地域 来月の熊野神社大祭で披露(別写真あり)
令和5年10月21日付 7面
大船渡市末崎町字神坂に鎮座する熊野神社(宮﨑和貴宮司)の式年大祭は、『文化の日』の11月3日(金)に挙行される。大祭に出演する各地域では、郷土芸能や踊りなどの余興練習が行われている。祭りの呼び物で市指定無形民俗文化財の「平組はしご虎舞」も稽古に熱を込めており、大祭を盛り上げようと意気込む住民らの活気にあふれている。(菅野弘大)
同神社は鎌倉時代に紀州熊野権現を勧請したのが始まりといわれ、五穀豊穣や大漁安全などを祈願する式年大祭は4年に1度、秋に行われている。東日本大震災があった平成23年は開催を見送ったが、27年に再開し、今回が震災後3度目の挙行となる。
今年の本番まで2週間を切った中、各地域では郷土芸能や手踊りの練習が盛んに行われている。
このうち、平地域に約270年前から伝わる「平組はしご虎舞」を披露する平祭典実行委員会(委員長・金野一郎公民館長)では、今月5日から公民館隣の広場で練習を開始。小学生から大人まで幅広い世代が縦と横のはしご舞と地踊り、才坊振り、笛や太鼓など、それぞれの完成度を高めようと練習を重ねている。
縦はしごでの虎舞演舞は、高さ約16㍍で繰り広げられる才坊と虎の迫力ある舞が見どころ。縦はしごの虎舞の頭を担当する佐藤実さん(39)は「先輩方や歴代の踊り手たちが積み上げてきたものに恥じない演舞を目指す」と意気込む。
金野館長(65)は「踊り手や囃子手はもちろん、屋台装飾や衣装準備など、各分野で頑張ってくれている。はしご虎舞は大祭の目玉。悪魔払いの意味も込められているので、必ず成功させたい」と見据える。






