まちづくりの指針に意見を 総合計画後期基本計画素案 来月からパブリックコメント
令和5年10月25日付 1面

陸前高田市は、来年度からの5カ年を期間とする市まちづくり総合計画後期基本計画の策定を目指し、計画審議会や市内各種団体との協議で出た意見を反映させた素案をまとめた。11月6日(月)から12月8日(金)まで、パブリックコメント(意見公募)を行い、市民からの意見・提言を受け付ける。
市はたたき台の素案に関する意見を集めるため、これまでに計画審議会を計5回開催したほか、市内33団体との懇談会を実施。今月、参加者からの発言を反映させた修正案を取りまとめた。
後期基本計画は、▽序論▽前期基本計画の進ちょく状況▽後期基本計画──の3編で構成。計画で掲げる八つの基本目標や33の基本政策、約120ある成果指標項目は前期と変わらず、「現状と課題」「基本事業の方向」欄の表現について、社会情勢などを踏まえた文言に一部直した。
まちづくり総合計画は、平成23年12月に策定した市震災復興計画(平成23~30年度)を継承する同市の最上位計画で、期間は令和元年度から10年度までの10年間。まちの将来像や基本理念・基本目標を示す「基本構想」、5年ごとの前後期に分けている「基本計画」、具体的な事業を取りまとめた「実施計画」の三つで構成している。
後期計画の素案は11月6日から、市内11カ所にある各地区コミュニティセンターや市役所政策推進室、市立図書館で閲覧できる。市公式ホームページでも公開する。市は同日から市内11地区で順次開かれる市政懇談会でも素案の概要を説明する。
意見の応募方法は、郵送、ファクス、メール。様式は任意だが、住所、氏名、連絡先の明記が必要。応募先は、市政策推進室政策広報係(〒029・2292陸前高田市高田町字下和野100、ファクス54・3888、メールseisaku@city.rikuzentakata.iwate.jp)へ。
問い合わせは、同係(℡54・2111内線331)まで。