課題解決へ意見交わす 改選後初 住民と議員の懇談会スタート
令和5年11月24日付 1面
住田町議会による「住民と議員との懇談会」は22日夜、下有住地区を皮切りに始まった。鳥獣被害への対応や公共交通の充実、災害対応など、住民が地域の実情を踏まえた意見・要望を出し合い、地域の課題解決に向けて議員と活発に意見を交わした。懇談会は12月12日(火)まで、町内計6会場で開かれる。議会側では、各会場で寄せられた意見などを踏まえながら議員活動にあたり、町政への反映を目指していく。(清水辰彦)
懇談会は、町議会町政調査会が主催。町政振興と議会活性化のため、町民との積極的な対話を通して地域の意見や提言を聞き、町政に反映させようと開いている。例年、自治公民館や町内会単位ごとに町議3~4人が訪問する形で行われており、今年4、5月以来の開催。9月の改選後では初となった。
初日は下有住地区公民館で月山、外舘両地域の住民を対象に行われ、約10人が参加。議会側は、佐々木春一議長をはじめ、林﨑幸正、佐々木初雄、金野千津の各議員が出席した。
冒頭、佐々木議長が、3期連続の無投票となった今年の町議選に触れ「議会としても、議会運営のあり方や考え方、町民の関心などを踏まえながら、町政や議会活動に当たらなければならない。今後4年間、町民の皆さんと膝を交えていきたいので、忌憚のないお話をいただければ」とあいさつした。
今回は事前に懇談テーマを設けずに行っており、住民からはさまざまな意見が寄せられた。中でも、「クマやイノシシ、サル、シカ、どれも増えている。法律もあると思うが、迅速に対処できるようにならないか。人の被害も増えているので、行政や国が進んで対応を」「草刈りをする人が足りず、山と人里の境界があいまいになっていることも要因ではないか」といった、人里への出没が増える野生動物への対応に関する意見・要望が多く出された。
このほか、町内に設置されている史跡等の看板の維持・管理、観光振興、農業の後継者不足、高齢者のための公共交通のあり方、地域内で行われている工事の進ちょく状況、自然災害への対応についてなど、多様な意見が出た。
住民側からはさらに、「人口減少に伴って、さまざまなことが成り立たなくなっていく。知恵を出し合って今までと違ったアイデアを考えていく必要もあるのではないか」といった声も上がり、活発な意見交換の場となった。
今後の日程次の通り。時間はいずれも午後7時から。
▽24日=中井公民館(世田米)▽27日=東峰公民館(同)▽30日=愛宕公民館(同)▽12月9日=下在公民館(同)▽同12日=火の土自治公民館(下有住)






