3月に「思い出を語る会」 本年度閉校の有住中 広く卒業生の参加募る

▲ 閉校記念事業について協議する実行委メンバー

 本年度末で閉校し、来年度に住田町立世田米中と新設統合する有住中学校。同校の閉校記念事業実行委員会(藤井克伸委員長)では、3月20日(水)に「有住中学校の思い出を語る会」を開催する。町内在住の卒業生に加え、地元を離れて暮らす卒業生にも、参加を広く呼びかけている。
 世田米、有住両中学校は、来年3月末をもってそれぞれの歴史に幕を下ろし、4月に新設統合して「住田中学校」となる。
 このうち有住中学校は昭和46年4月、下有住、上有住、五葉の3中学校が統合して開校し、47年に現在地に新校舎が完成。開校以来、2300人を超える卒業生を送り出してきた。
 実行委は卒業生や地域住民、PTA、学校長らで組織し、今年11月に第1回、今月13日に第2回の会合を開き、閉校記念事業について協議した。
 思い出を語る会は、同校閉校記念事業のメイン行事に位置づけて開催することに決定。3月20日の同校閉校式後、午後1時から開催し、歴史や思い出を語り合う場とする。このほか、在校生によるアトラクションも予定。校舎内見学も可能とする。時間は午後3時までで、会費は1000円。軽食も用意される。
 同日は午後6時から、世田米の「寿美多うおまさ」で親睦交流会も開く。思い出を語る会、親睦交流会の参加希望者は、有住中内の事務局(℡48・2020)まで問い合わせを。
 実行委では「町内だけでなく現在は地元を離れて暮らしている方にも多く参加していただければ」と呼びかけている。
 このほか、有住中では1月1日(月)午前7時から、恒例の走り初めを行う。統合前最後となることから、多くの参加を呼びかけている。
 当日は、日ごろ全校トレーニングで利用する学校裏手の「クジラ山」を登り、校歌や応援歌を斉唱する。その後、第2部では平成20年から同校特設陸上部のコーチを務める佐々木裕子さんの講話も予定されている。
 走り初めに関する問い合わせは同校特設陸上部OB有志の会の水野さん(℡080・2804・5074)まで。