約1000人が健脚競う 大船渡新春ロードレース 大会名称を変更し初開催
令和6年1月9日付 6面
大船渡新春ロードレース大会2024(同実行委、岩手陸上競技協会主催)は7日、大船渡市盛町の市民体育館前を発着点とするコースで開かれた。長年親しまれてきた「大船渡新春四大マラソン大会」から名称を変更し、今回が初の開催。県内外から出場したランナー約1000人が、冬の〝大船渡路〟で健脚を競い合い、まちに熱気と活気をもたらした。(菅野弘大)
昭和27年から約70年続く年明け恒例の大会。これまでは「大船渡新春四大マラソン大会」として「10マイルロードレース県大会」「10㌔・5㌔ロードレース県大会」「県南地区駅伝競走大会」「県南地区中学校対抗駅伝競走大会」の4大会を併催する形で開いてきたが、今年から大会名を「大船渡新春ロードレース大会」に変更した。
競技は、かつての四大大会を部門の種目として設定。ロードレースの部が▽一般男子10マイル(16・094㌔)▽高校男子10㌔▽高校女子5㌔──、駅伝の部が▽一般男子(15・9㌔)▽同女子(10・9㌔)▽中学男子(15・9㌔)▽同女子(10・9㌔)──の計7種目を実施した。
競技のスタート前、選手の控え場所となった市民体育館では、末崎町出身のシンガーソングライター・濱守栄子さんによる応援ミニライブが開かれた。石川県の能登半島地震にも触れた濱守さんは、「私たちにできることは、生きられなかった人の分まで一生懸命生きること。皆さんが懸命に走る姿が、地域や人々に元気を与える。精いっぱい頑張ってほしい」と呼びかけ、選手たちを歌声で鼓舞した。
冷たい風が吹く中での開催となったこの日は、一般男子10マイルロードレースを皮切りに競技がスタート。選手たちは、スタートの号砲とともに一斉に走り出し、寒さに顔を赤らめながらも懸命にゴールを目指した。沿道の観客らも声援や拍手で選手たちの走りを後押しした。
実行委によると、当日の出走者数はロードレースが318人、駅伝が170チーム680人の計998人で、完走率はロードレースが97・2%、駅伝が100%だった。
このうち、中学男子駅伝では、大船渡一Aが平成16年以来17大会ぶりの優勝を果たした。1区を走った佐藤一希主将(3年)は「中学校最後の駅伝で優勝できてうれしい。このメンバーで去年からやってきて、競い、高め合ってきたからこそ出せた結果だと思う」と笑顔を見せた。
高校男子10㌔ロードレースに出場した大船渡高校陸上部の吉田蓮武選手(2年)は「沿道の多くの人たちから声をかけてもらい、それが力になって楽しく走れた。昨年は3000㍍障害で東北大会に出場できたので、今年はさらに上を目指して頑張りたい」と話していた。大会結果は後日掲載。






