メーカブーよろしくね 市がオリジナルグッズをプレゼント 昨年4月以降生まれの0歳児に
令和6年2月9日付 7面

陸前高田市は、昨年4月以降に生まれた市内に住む0歳児を対象に、サッカーJ1・川崎フロンターレと同市との交流が縁で誕生したマスコットキャラクター「メーカブー」のオリジナルグッズを無料でプレゼントしている。同クラブの「カブレラ」と、市の「たかたのゆめちゃん」の両マスコットの間に昨年生まれたキャラクター。200人分用意しており、親子らに来庁を呼びかけている。
グッズは赤ちゃんを乗せていることを示す車用ステッカーと、ぬいぐるみキーホルダーの二つ。市役所4階の観光交流課窓口で7日から、二つセットで配布している。
受け取りの際に広報などで使うための写真撮影に協力するのが条件。赤ちゃんの生年月日が確認できる書類を窓口で提示する必要がある。
メーカブーは、昨年4月にデビュー。たかたのゆめちゃんの「メ」、カブレラの「カブ」から名前を取り、「陸前高田市の特産であるメカブのように愛される存在になってほしい」という願いが込められている。
今回のグッズプレゼントは、メーカブーの同級生に当たる地元の赤ちゃんとその親に、クラブとの交流などについて知ってもらおうと企画した。
フロンターレは震災直後、同市の子どもたちにクラブオリジナルの算数ドリルをプレゼントしたのをきっかけに、市民らとの交流を開始。平成27年9月には市と友好協定「高田フロンターレスマイルシップ」を結んだ。昨年12月にはクラブの選手17人が来訪し、高田町の市コミュニティホールで市民とのスマイル交流会を開いた。
「支援から交流へ」を合言葉に活動してきたゆめちゃんとカブレラは令和3年8月に交際を宣言し、その後、カブレラがゆめちゃんにプロポーズ。川崎市内でゴールインパーティーも開いた。
市観光交流課の担当者は「震災後の支援から始まった縁で、クラブとの絆を大切にしていきたい。切れ目なく交流を続けていくためにも、次世代を含む多くの市民にこの絆を伝えていく」と話す。
問い合わせは、同課(℡54・2111内線413)へ。