朗希投手エール「まちを挙げて」 市が補助金を6倍に 地元後援会に300万円交付方針

▲ 応援する会が主催した昨年のパブリックビューイング。市が補助金を増額し、活動を支える

 陸前高田市は、同市出身でプロ野球・千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手(22)への応援を強化する方針を固めた。市民ら有志でつくる後援会「佐々木朗希選手を応援する会」(伊東孝会長)に対する令和6年度補助金を5年度の6倍の300万円に増額することとし、「地元の希望の星である佐々木選手を市を挙げて応援しよう」との機運を高めたい考えだ。(高橋 信)

 

 市は応援する会の活動をさらにバックアップし、本人にエールを送ろうと補助金の増額を決めた。関連事業費300万円を盛り込んだ一般会計当初予算案を開会中の市議会定例会に提出している。
 市や応援する会によると、市補助金はこれまで年間50万円だった。今年は千葉ロッテ戦の応援ツアーを初めて実施する計画。補助金を活用した取り組みは今後検討していく。
 応援する会は本人公認の後援会組織で、一昨年3月に発足。会員数は昨年末時点で1501人(市内423人、市外1078人)で、今年は活動をPRして1700人程度への増員を目指している。
 令和4年にNPB(日本野球機構)史上最年少で完全試合を達成し、日本が世界一に輝いた昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも存在感を示すなど、目覚ましい活躍を見せる気仙が生んだ若き日本のホープ。今季のさらなる飛躍にも期待が集まっている。
 佐々木拓市長は21日の市議会定例会本会議で行った施政方針演述の中で、佐々木投手への思いを述べた。「日本プロ野球界で最も注目されている。本市の児童・生徒に夢や希望を、全市民に元気を与えてくれる存在。応援する会を中心に、市を挙げて応援していく」と力を込めた。
 応援する会事務局は「今年は昨年実施がかなわなかったツアーを計画している。市からの補助金は、どのように生かすべきか今後内部で検討していく。佐々木選手のさらなる活躍を地元から後押しできるよう、市民を巻き込んだ取り組みなどを実施できればいい」と見据える。