10年の活躍に〝お墨付き〟 PRキャラ「すみっこ」 町が公認 

▲ 認定証が贈られたすみっこ。住田町のさらなるPRに励む

 住田町観光協会の同町PRキャラクター「すみっこ」が15日、町から公認を受けた。誕生から10年間にわたり、町内外のさまざまなイベントなどに登場して住田をPRしてきた功績が認められた。同日は町役場をすみっこが訪れ、神田謙一町長から認定証を受け取った。晴れて町の〝お墨付き〟となったすみっこ。住田のさらなるPRへ張り切っている。
 町観光協会では、「住田の素晴らしさを広く発信するキャラクターを」と、平成25年10月から2カ月間にわたってデザインを公募。全国から143の応募があり、町内イベントでの町民投票による1次審査、町内小中学生の投票での最終審査を経て、すみっこが最多票を獲得した。
 住田町の里山を出身とする「炭のおばけ」で、性格は恥ずかしがり屋だが、チェーンソーを持つと性格が変わる。特技は『住田音頭』の踊り。
 PRキャラクターとして誕生後の平成27年は、昨年6月までJR釜石線を運行していたSL銀河のおもてなし、種山ヶ原で開かれたケセンロックフェスティバルや町夏まつり、成人式のほか、東京都での観光物産フェアなどにも出演。翌年以降も町内での各種催しや大船渡、陸前高田両市に加えて首都圏などでのイベントにも現れては、精力的に住田のPRに励んでいる。
 26年にはFacebookに「すみっこの部屋」アカウントが開設されており、現在のフォロワーは約1000人を数える。
 誕生当初、町からは「町民からの認知を得たら公認キャラクターに」とされていたといい、今回、10年間におよぶPR活動が評価され、町の〝お墨付き〟となった。
 15日はすみっこと町観光協会の佐々木慶逸会長が町役場を訪問。神田町長が「今後一層の活躍を期待し、町マスコットキャラクターに認定します」とする認定証をすみっこに手渡した。
 佐々木会長は「やっと公認されて、ありがたい。今後も、住田のPRを頑張りたい」とすみっこの気持ちを〝代弁〟した。