2024大船渡市議選/立候補説明会に22陣営 出馬予定・検討中の関係者出席 競争選突入は流動的

▲ 立候補に向けた各種手続き方法や注意点を確認

 4月14日(日)告示、同21日(日)投開票の日程で行われる大船渡市議会議員選挙(定数20)の立候補予定者説明会は19日、同市役所で開かれた。すでに出馬の意志を明らかにしていた現職16人、新人4人の計20人に加え、立候補を検討しているという男性2人が出席。定数を2上回る22陣営となったが、不確定要素もあり、競争選に突入するかどうかは流動的だ。
 説明会は、立候補に必要な書類を配布するとともに、手続きや注意事項を確認する場として開催。事前に表明していた20陣営の関係者に加え、検討中の2人が出席した。
 三陸町越喜来の50代男性は「まだ決めていないが、条件が整えば出馬したい」、立根町の70代男性は「気持ちはあるが、明言はできない。自分がどこまで準備できるか」とそれぞれ話した。
 説明会には、市選挙管理委員会側から佐々木一郎委員長らが出席。大船渡警察署、日本郵便㈱大船渡郵便局の関係者も同席した。
 市選管は配布書類に基づき、選挙日程や立候補届に関する書類、SNSを使った選挙活動、有権者に配る選挙運動用ビラ、公費負担などについて説明。大船渡郵便局は選挙運動用はがきの使用方法、大船渡署は選挙運動用自動車の許可申請などを示した。各陣営は資料に目を通し、準備や手続きの注意点などを確認した。
 この日出席しなかった陣営に対しても、希望に応じて関係書類は配布する。各種申請書類の事前審査は、4月5日(金)午前9時から市役所で行われる。
 19日現在で立候補を予定しているのは、現職20人のうち16人と新人4人の計20人。現職と新人の出馬予定者をみると、在住地区別では大船渡町が4人で、盛、末崎、赤崎、猪川、立根、日頃市、三陸町綾里から各2人。越喜来と吉浜はいずれも1人となっている。
 政党別では、無所属が現職12人、新人4人。日本共産党の2人と、公明党、国民民主党公認の各1人はいずれも現職。
 今月1日現在の有権者数は、2万8764人(男1万3687人、女1万5077人)。令和2年の前回投票日に比べ、2180人少ない。
 地区別の立候補表明者(五十音順)は次の通り(数字は年齢、丸数字は現職の当選回数)。 
 【盛】
三 浦   隆64無現⑥
渡 辺   徹53無現①
 【大船渡】
遠 藤   章71無新
岡 澤   駿33無新
小 松 龍 一70無現③
佐 藤 優 子49無現①
 【末崎】
滝 田 松 男76共現⑤
宮 﨑 和 貴50無現①
 【赤崎】
熊 谷 昭 浩62国現⑤
森     亨54無現②
 【猪川】
今 野 善 信72無現③
森     操68公現④
 【立根】
菅 原   実70無現①
山 本 和 義64共現③
 【日頃市】
猪 股 明 廣66無新
船 野   章72無現⑤
 【三陸町綾里】
伊 藤 力 也63無現④
西 風 雅 史63無現①
 【三陸町越喜来】
船 砥 英 久62無現③
 【三陸町吉浜】
小 松 則 也65無新