満開の週末にぎわう 立根川の桜並木

▲ 満開となった立根川沿いの桜並木。思い思いに過ごす見物客の姿が見られた

 暖かい日が続き、気仙でもサクラが見頃を迎えている。14日は日曜日ということもあり、満開のサクラを見ようと多くの見物客が足を運び、各地で春らしいにぎわいを見せた。
 同市では今月2日、独自に指定する標本木の開花を発表。以降、各地で本格的に開花が進み、春らんまんの光景が広がっている。
 名所として知られる大船渡市猪川町立根川沿いの桜並木では14日、午前中から多くの人が訪れ、活気にあふれた。並木の歩道を歩きながら見上げたり、ピンクの花弁を背に写真を撮る人も見られたほか、土手の階段に座って談笑したり、近くの公園でお花見を楽しむ親子連れの姿もあり、この時期にしか楽しむことのできない景色の中で、思い思いに時間を満喫している様子だった。
 市内から訪れた住民らも「天気も良く、今日しかないというほどきれいに咲いている」「今年も満開になってうれしいね」などと話し、誇らしげに地元の観光スポットを眺めていた。
 大船渡一中1年の中根花帆さん、大畑想菜さん、門前綾音さんの3人も、休日を利用して足を運んだ。写真を撮影し、「満開のサクラは幻想的。青春って感じがして楽しいです」とそろって笑顔を見せた。
 盛岡地方気象台の予報で、16日はくもりのち晴れで、予想最高気温は21度。17日(水)は雨となる見込みで、サクラの見頃は残りわずかとなりそうだ。