母親の心身リフレッシュ 市が産後ケア拡充へ新事業 整体やヨガ、育児相談のサロン 月1回開設(別写真あり)

▲ 産後の母親に癒やしのひとときを提供しようと月1回の新事業がスタート

 陸前高田市による新たな産後ケア事業が、17日に始まった。子育ての孤立を防ぎ、母親がリフレッシュできる時間を提供しようと企画。市内に住む1歳未満の赤ちゃんとその母親を対象とし、整体サービス、またはヨガを体験するほか、助産師や保健師ら専門職に育児相談できるサロンを月に1回開設する。産後うつの予防や少子化対策も見据え、出産後の母親に寄り添っていく。(高橋 信)


 事業名は「ままふわり」。17日は高田町の市保健福祉総合センターで開かれ、親子4組が参加した。体調チェック、赤ちゃんの身体測定のあと、陸前高田と仙台の両市を拠点に活動する「りす整体院」の高橋勇院長による整体サービスを順番に受けた。
 母親たちは、経験豊富な助産師や保健師らと赤ちゃんを見守りながら、楽しげに会話を弾ませた。昼は高田町のカフェ「りくカフェ」特製の健康ランチが振る舞われ、和やかなひとときを過ごした。
 広田町の臼井真美さん(39)は、生後2カ月の三男・希帆ちゃんと参加。「家では自分のことが後回しとなり、余裕がない。肩こりがひどくて頭痛に悩まされることもあった。皆さんに子どもの様子を見てもらいながら、身体のケアをしたり、ゆったりした時間を過ごせるのはとてもうれしい。今後も利用したい」と喜んでいた。
 市は妊産婦やその家族向けに、育児の出張相談や離乳食教室、ママ・パパ教室などを実施。出産後の母親は1人で育児に向き合う場面が多く、誰にも相談できず心身のバランスを崩すケースが懸念されるといい、今回新たな産後ケア事業に乗り出した。
 サロンの会場は毎回、保健福祉総合センター。午前9時45分に受け付け、同10時に体調チェック、同10時30分~11時30分に体を整えるプログラム(偶数月に整体、奇数月にヨガ)を体験する。りくカフェ提供の昼食を挟み、午後は自由に交流し、午後2時に終了する流れとなっている。
 会場には授乳や昼寝用のフリースペースを別に設けている。ミルク用の湯が入ったポットも置いている。
 市保健課の保健師兼看護士・水野愛実さん(35)は「日々の生活に追われるママさんが育児の悩みを自ら相談するのは難しい。こうした機会を捉えて情報を共有し合い、抱え込まないでほしい。一人でも多くの人がリフレッシュできるよう利用を呼びかけていく」と見据える。
 定員は各回4人。利用無料だが、昼食を希望する人は、900円を当日会場で支払う。午前中のみの利用も可能。
 申し込みは電話、またはインターネットの専用フォームで受け付ける。持ち物は、母子手帳、抱っこひもなど。
 5月以降の実施日は別掲。問い合わせ、申し込みは同課保健係(℡54・2111内線232)へ。