20人決意を新たに 大船渡市議選当選証書付与 新任期は5月9日から(別写真あり)

▲ 佐々木選管委員長から証書を受け取る当選者

 大船渡市議会議員選挙の当選証書付与式は23日、同市役所で行われた。市選挙管理委員会(佐々木一郎委員長)から証書を受け取った当選者20人は、市民の代表としての議員活動充実を誓い合った。
 式には当選を飾った20人と、選管委員、渕上清市長らが出席。佐々木委員長は、当選者一人一人に証書を手渡した。
 引き続き、佐々木委員長が「市政施行後初の無投票となったが、手にされた当選証書の重みを強く感じられ、これからの4年間、市政発展に向けて全力で議員生活にまい進する決意を新たにされているのでは。昨今、組織や団体の役員になる人が少ない場合が多いとうかがっている。皆さんがそれを乗り越えて立候補されたことに感謝している」とあいさつした。
 さらに「強い信念の下、その行動力で広く市民の声を聞き、当市がこれまで以上に住みやすく、安全・安心なまちとなるよう職責を全うしてほしい」と期待を込めた。
 渕上市長も祝辞で「市議会議員選挙は市民に最も身近で、生活に直結する。ご発言一つ一つが、今後の市政に示唆を与える。市民福祉向上へ、特段のご指導、ご協力を」と述べた。
 当選者たちは、引き締まった表情で証書を受け取り、決意を新たにした。式前には「おめでとうございます」「これからよろしくお願いします」とあいさつを交わす姿も見られた。
 今市議選は14日告示、21日投開票の日程が組まれたが、立候補者が定員を上回らず、昭和27年の市制施行以来初の無投票に終わった。
 在住地別の当選者は、盛町2人(現2)、大船渡町4人(現2、新2)、末崎町2人(現2)、赤崎町2人(現2)、猪川町2人(現2)、立根町2人(現2)、日頃市町2人(現1、新1)、綾里2人(現2)、越喜来1人(現1)、吉浜1人(新1)。改選前と比べて、盛町と末崎町で1人減、大船渡町と日頃市町で1人増となった。
 党派別では無所属16人(現12、新4)、共産党2人(現2)、公明党1人(現1)、国民民主党1人(現1)。同党公認の当選は初となった。
 男性19人、女性1人。年代別では30代1人、40代1人、50代3人、60代9人、70代6人。平成生まれの議員が初めて誕生した。
 任期は5月9日(木)から4年間。正副議長などの議会人事を決める初議会の臨時会は、同月中旬に招集される見込み。