まつりの〝美〟良作多く つばきまつり大船渡フォトコンテスト グランプリは松木さん(竹駒町)

▲ グランプリに輝いた松木さんの「凛」

 大船渡市のつばきまつり実行委員会(委員長・渕上清市長)は、今年2~3月にかけて募集した「つばきまつり大船渡フォトコンテスト」の入賞作品を発表した。「三陸・大船渡第27回つばきまつり」の会場となった末崎町の世界の椿館・碁石で撮影し、ツバキの美しさや館内の魅力にあふれる作品が集まった。同委員会ではツバキを生かした各種アピールなどでの活用も見据えており、27日~5月6日(月)には同館で入賞作品などを展示する。
 市花であるツバキへの理解と関心を深め、「椿のまち」としての機運を醸成する契機を創出しようと今年も企画。「今年のベストショット」をテーマに掲げ、つばきまつりでの風景や関連行事など〝思い出〟を募った。
 かとうまさゆき写真事務所(気仙沼市)の協力で開催し、市内外から30人、計74作品の応募があった。選考でグランプリ1点、準グランプリ2点、審査員特別賞3点を選んだ。
 グランプリに輝いたのは、陸前高田市竹駒町の松木飛鳥さん(41)による「凛」。
 ヤブツバキの花一輪を表現し、講評では「暗い緑色の中に凛と輝く赤い花一輪は素晴らしく、花心の黄色が印象に残る。いつまでもじっと見つめていたくなるような表現の作品」といった評価が寄せられた。
 準グランプリ2点も、子どもたちのかわいらしさやツバキの美しさが、館内の魅力を引き立てる。審査員特別賞3点はいずれも味わい深く、構図や色合いで魅せる。
 椿館では応募があった中から入賞作品を含む30点を紹介。開館時間は午前9時~午後5時。入館料は一般200円だが、碁石海岸観光まつりが開催される5月3日(金・祝)と4日(土・祝)は無料となる。
 入賞者は次の通り。
 ▽グランプリ「凛」(松木飛鳥、竹駒町)
 ▽準グランプリ「びっくり仰天!?椿ランキング」(今野大樹、立根町)▽同「流美」(菅原千佳、盛岡市)
 ▽審査員特別賞「紅椿花麗」(河東田康昭、奥州市)▽同「陽光の花園」(齋藤絵美、遠野市)▽同「arch」(川端祥、立根町)