8年ぶり催行へ力結集 五葉神社式年大祭 3日の本番に向け「そろえ」 立根町(別写真あり)

▲ 「そろえ」で手踊りなどの動きを確認する川原組

 大船渡市立根町に鎮座する五葉神社の式年大祭は3日(金・祝)、町内で催行される。令和2年は新型コロナウイルスの影響で神事のみの実施となったため、8年ぶりの開催。本番が間近に迫った中、各祭組の稽古も佳境に入っており、本番の成功に向けて町民らが力を結集している。
 式年大祭は五穀豊穣や家内安全などを願い4年に1度開催。川原、久保、和村、大畑野、平田、下欠、田谷、菅生、町場、上手の各祭組が、連日、権現様や手踊りの稽古に汗を流している。
 4月28日には、町内各地域で各祭組が「そろえ」を行った。
 立根小学校では、校庭で川原組、体育館で和村組がそれぞれ実施し、本番を想定した踊りなどを確認した。川原組は手踊りと権現様に約50人が参加し、『まつぽいよ』『みちのく大漁旗』『祭りだ!和っしょい』の3曲の動きをそろえた。
 和村組は、当日奉納する手踊りの『三百六十五歩のマーチ』『花吹雪』『寿三杯船』を練習。前後左右の隊列などを確認しながら、幅広い世代が心を一つに成果を発揮した。
 大祭当日は神社境内で午前9時から大祭式の斎行があり、同30分に神輿渡御行列が神社を出発。各祭組や稚児行列が練り歩き、御旅所の第一中学校校庭への到着は11時30分頃を予定している。その後は御旅所祭として各祭組による権現様、余興奉納が行われる。
 行列の実施に伴い、当日は町場から第一中までの市道が通行止めとなる。規制時間は午前9時~正午、午後2時~4時。