住田町上有住の滝観洞で３日、大型連休恒例のイベント「滝に鯉（恋）まつり」が始まった。リニューアルオープンした滝観洞観光センターでは、名物の「滝流しそば」も復活し、大食い大会など多彩な催しが繰り広げられ、初日からにぎわいを見せた。まつりは５日（日・祝）まで開かれている。
　同まつりは、住田観光開発㈱が指定管理する滝観洞観光センターが主催。同センターは老朽化に伴って新築工事が行われ、先月27日にリニューアルオープンを迎えた。
　今年の同まつりは、新施設の落成記念にも位置づけた。初日の３日は、工事に伴って営業を休止していた「滝流しそば」が２年ぶりに復活したことに伴い、大食い大会を開催。子どもの部、大人の部の２部門が設けられ町内外の〝胃袋自慢〟たちが時間内に食べたそばの量を競った。
　このうち、子どもの部で優勝した小川京冴さん（北上市立飯豊小３年）は「おいしかった。優勝できると思ってなかったからうれしい。ゴールデンウイークの思い出になりそう」と顔をほころばせた。
　まつり２日目の４日は五葉山火縄銃鉄砲隊による演武など、最終日の５日は、こどもの日にちなんで小学生以下の入洞が無料となるほか、同鉄砲隊のよろい試着体験や似顔絵コーナーも開設する。（清水辰彦）