母校の誇りかけ熱戦 気仙地区中総体開幕 きょうまで9競技実施

▲ 中学生選手らによる熱い戦いが繰り広げられている気仙地区中総体=東朋中体育館

 気仙地区中学校体育連盟(会長・村上貴彦大船渡一中校長)主催の第71回気仙地区中学校総合体育大会は15日、気仙各地で開幕した。16日まで9競技を実施。気仙7校と地域クラブ活動に所属する選手らが、県中学校総合体育大会(7月、県内各地)の出場権と、母校の誇りをかけて熱戦を繰り広げている。
 生徒相互の交流親睦を深め、スポーツを通じて健全な身体を育成するとともに、明朗な精神と技術向上の促進を図る恒例行事。最高学年の3年生にとっては、中学校部活動の集大成の大会ともいえる。今大会は、気仙3市町の運動施設8カ所を会場に、軟式野球、バレーボール、バスケットボール、ソフトテニス、卓球、サッカー、柔道、剣道、バドミントンの9競技を展開する。
 初日は、サッカー、剣道を除く7競技を実施。青空が広がり、夏を感じさせる暑さとなった中、屋外、屋内各競技に臨んだ選手らが、日頃の練習で培った力をプレーで示し、保護者らの応援の後押しを受けて上位進出を目指した。
 このうち、バドミントン女子は、出場選手全員が地域クラブ活動のスポーツ少年団の所属名で参加。シングルス、ダブルス各部門で白熱した試合を展開した。
 今大会は、学校統合を控える大船渡市の大船渡と末崎が閉校前最後の中総体出場となった一方、今春開校した住田が初出場。昨年度の地区中総体から出場が認められている地域クラブ活動(スポ少、クラブチームなど)も、少しずつ出場チーム、選手が増えてきており、今大会はバドミントンのほか、男子バレーボール、サッカー、剣道に出場がある。
 また、少子化による生徒数の減少で、連合チームを組んでの大会参加もみられる。参加チーム数の減少に伴い、バスケットボールとソフトテニスを除く7競技は、1日で全試合が終了する。
 16日はバスケットボールの決勝と3位決定戦、ソフトテニスの団体戦に加え、サッカー(1試合)、剣道の4競技を行う。屋外競技は雨天順延。
 大会結果は後日掲載。