住高生が「大好き大使」に 地域みらい留学の湯浅さんと椎名さん 高校生への委嘱は初 若い世代へのPRを

▲ 神田町長㊨から「すみた大好き大使」の委嘱状を受け取る湯浅さん

 住田町は17日、県外向け募集枠「地域みらい留学」で県立住田高校(伊藤治子校長、生徒61人)に本年度入学した湯浅皓埜さん=神奈川県出身=と椎名琴海さん=千葉県出身=を、同町の魅力発信を担う「すみた大好き大使」に任命した。〝高校生大使〟の就任は2人が初めて。関係者は、町外出身の若者の視点による魅力の掘り起こしとPRに期待を込めている。(清水辰彦)

 

 すみた大好き大使は、住田町の魅力を全国に発信することでイメージ高揚を図り、文化・産業・観光などを振興しようと平成29年に創設された制度。現在は湯浅さんと椎名さんを含めて、町内外に在住するさまざまな世代・職業の53人が任命されている。現役高校生への委嘱は今回が初となる。
 湯浅さん、椎名さんが利用した「地域みらい留学」制度は、居住する都道府県の枠を超えて全国各地の魅力ある公立高校に進学できる仕組みで、島根県の一般社団法人地域・教育魅力化プラットフォームが運営し、平成29年にスタート。昨年4月時点で全国33道県の100校以上が留学先として登録され、全国的に広がりを見せている。
 住田高校における地域みらい留学での入学は湯浅さんと椎名さんが初めてで、2人への大使委嘱は、町教委が「若い世代など新たな層への住田のPRを」との期待を込めて推薦した。
 委嘱状交付式は町役場で開かれ、湯浅さんと伊藤校長、神田謙一町長、松高正俊教育長らが出席。神田町長が湯浅さんに委嘱状を手渡し「これから、住田のおもしろい所をいろいろと発見して、友達に『住田ってこういう所だよ』と話してもらえたら」と呼びかけた。
 入学から2カ月余が経過した湯浅さんは「交通は不便だけどその分、歩くことも多くなって、住田を知る機会が増えている。不便なことがある分、いいところもたくさんある」「自然と共生している素晴らしいまちだと思う」と住田の印象を語った。
 今後、高校生など同年代への発信が期待される湯浅さん。「僕自身も住田が好きになったので、住田を知らない人たちにこのまちのことを知ってもらえるようにしたい」と意欲を見せる。