手踊りなど催し多彩に 7月の住田町夏まつり 実行委で内容など決める

▲ 開催日時や内容について決定した実行委

 住田町夏まつり実行委(会長・佐々木慶逸町観光協会長)は19日、町役場町民ホールで開かれた。今年の同まつりは7月27日(土)に世田米の農林会館前で開催することを決め、当日のスケジュールを確認した。芸能披露や五葉山火縄銃鉄砲隊の演武といった企画に加え、町民手踊り、餅まきなど多彩な催しを予定し、住田の夏を盛り上げる。
 実行委は同協会や商工会、町、警察、消防、自治公民館連絡協議会、郷土芸能団体連絡協議会などの関係者らで構成し、この日は約20人が出席。
 はじめに、佐々木会長が「皆さんのアイデアをいただきながら、住田町らしい楽しい夏まつりにしたい」とあいさつ。引き続き、開催日時や開催場所、イベント内容・関連行事などを協議し、原案通り決定した。
 スケジュールによると、当日は午後3時45分から鳴瀬太鼓によるオープニングイベントを行い、その後は開会式、世田米保育園児による踊り、住田中学生によるソーラン節などの披露、町内外の団体によるダンス、ライブ、福引菓子・餅まき大会、クイズ大会、芸能披露、五葉山火縄銃鉄砲隊の隊列行進・演武、町民手踊りを計画している。
 会場ではこのほか、関連行事として同鉄砲隊のよろいかぶとをまとっての記念撮影、「子ども灯り」の設置も予定。フィナーレを飾る花火大会は午後8時30分から、気仙川の河川敷からの打ち上げを予定している。
 同町の夏まつりは昭和中期、世田米を流れる気仙川に架かる昭和橋のたもとでカラオケ大会を開催したのが始まりといわれる。例年7月末に、気仙の夏祭りのトップを切って開催。中学生の演舞や郷土芸能、手踊りなどが披露されており、令和元年は約3500人が来場した。
 2年、3年は新型コロナウイルスの感染防止の観点から中止し、4年は3年ぶりに開催。同年は、感染防止のため道中踊りの実施を見送るなど規模を縮小したが、昨年は4年ぶりに手踊りも復活。町内を中心に、前年の倍以上となる延べ約3500人が来場し、盛夏の催しを満喫した。