風雨にひるまず熱く競う 市消防団 5年ぶりの操法競技会
令和6年6月25日付 7面
大船渡市消防団(大田昌広団長)の令和6年度消防操法競技会は23日、大船渡町の㈱阿部長商店大船渡食品向かいの県有地で開かれた。あいにくの天候となったが、出場者たちは風雨にひるまず、速く正確な操法と規律の取れた動きを熱く競い合った。
同競技会は、隔年で開催される気仙地区支部消防操法競技会の予選として開催。ポンプ車と小型ポンプの2部門で規律、敏しょう性、安全性を競い合う。
市消防団は支部競技会のない年も含め、市競技会を毎年開催してきたが、新型コロナウイルスの影響による中止があり、令和元年以来5年ぶりの開催となった。
この日は、手びろめによる二重巻きホース2線延長のポンプ車の部に12チーム、二重巻きホース1線延長の小型ポンプの部に11チーム、合わせて約130人が出場した。
開会式では渕上清市長が、5月26日に三陸町越喜来で発生した林野火災について「大きな消火活動を展開していただき、ご尽力に敬意を表する。訓練の成果が有事の際には必ず役に立つ。義勇愛郷の精神のもと、予防消防に生かしてほしい」と選手らを激励した。
続いて大田団長が「本大会は5年ぶりの開催。協力をいただいた地域や家族のために、訓練の成果を十分に発揮し、大いに盛り上げることを期待する」とあいさつ。
選手宣誓では第5分団第2部の東善和班長が「感謝と絆を胸に、訓練の成果をいかんなく発揮し、迅速かつ安全に競技に臨むことを誓う」と力強く述べた。
早朝から風が吹き、霧と厚い雲が広がったこの日は、競技が始まる頃から次第に雨が強まっていき、会場は排水の対応にも追われた。
荒天にひるむことなく、号令や報告に「よし!」と声を張り上げ、重ねてきた訓練どおりに操法を行う選手たち。他の団員も「落ち着いていけ!」と声援を送ったり、経過時間を気にしたりと、真剣なまなざしで見守った。
結果、ポンプ車の部は第3分団第2部が優勝を果たした。2位は第5分団第2部。3位は第4分団第1部だった。
小型ポンプの部は第5分団第1部が優勝。2位は第8分団第3部、3位は第9分団第4部だった。
第3分団第2部指揮者の田中健太班長(46)は「まずはけがをしないように、そして家族や携わった人々への感謝の心をもって、日々の訓練を行ってきた。団員の協力あってこそ」と話した。
第5分団第1部指揮者の大畑大斗班長(33)は「コロナ禍の間は訓練ができず、初めて競技会に臨む団員が多かった。訓練期間は限られていたが、先輩がたの指導を受け、密度の濃い練習ができた」と振り返った。
支部大会出場チームは次の通り。
▽ポンプ車=①3分団2部(指揮者・田中健太、1番員・中原健太郎、2番員・塩原健作、3番員・小西太一郎、4番員・新沼大介、補欠・川原雅之)②5分団2部(指揮者・東善和、1番員・石橋大輝、2番員・森拓真、3番員・東航、4番員・加藤滉大、補欠・熊澤拓也)
▽小型ポンプ=①5分団1部(指揮者・大畑大斗、1番員・熊谷颯也、2番員・磯谷慎太郎、3番員・袖野剛嗣、補欠・磯谷柾弥)②8分団3部(指揮者・松田良寛、1番員・菅野凛、2番員・千葉想天、3番員・海山純誓、補欠・今野魁斗)






