舞を通じて活気と交流を 道中踊り練習スタート 今年も「おどっぺし!」(別写真あり)
令和6年7月4日付 7面

大船渡市大船渡町で8月3日(土)に開かれる「三陸・大船渡夏まつり」や、盛町で同6日(火)に予定される盛町灯ろう七夕まつりの各市民道中踊りに向けた「みんなでおどっぺし!おおふなと」の練習会が今月2日夜、大船渡地区公民館で始まった。初参加を含め市内外から約30人が集まり、赤手ぬぐいを首に下げた参加者が舞を繰り返し、早くも熱気に包まれた。
この取り組みは、昨年5月に催行された加茂神社式年大祭に参加した地域の枠を超えた手踊り組のメンバー有志らが立ち上げた。昨年は、小学生らを含む約60人の参加があった。
今年も道中踊りに〝はまりたい〟市民らを広く受け入れる。初日の練習会には初参加の小学生や市外在住者の姿も見られた。
まつり本番の服装は自由とするが、首に赤手ぬぐいを下げて参加する。練習でも赤手ぬぐいを身につけて『気仙甚句囃子』『おおふなと椿音頭』に合わせて動きを確認した。
「右、左」といったかけ声に合わせて手足をそろえ、昨年の参加者はすぐにこつを思い出した様子。汗を浮かべながら、見よう見まねで付いていった初参加者も、曲を終えるごとに充実した表情を見せていた。
立根小の千葉まこさん(3年)は「5月の式年大祭で参加した時に踊りが楽しかったので参加した。難しいけど、頑張りたい」と話していた。
練習会の参加費は1回300円。次回は18日(木)に盛町のカメリアホールで、26日(金)には同地区公民館で、いずれも午後7時から開く。全回参加しなくても、本番の踊りには入れる。踊り参加にかかわらず、住民から赤手ぬぐいの提供も受け付ける。
三陸・大船渡夏まつり実行委の道中踊りは3日午後6時30分から、県道丸森権現堂線のうちキャッセン大船渡前交差点~気仙丸陸上展示場付近交差点の約300㍍で行う。
昨年は23団体から計830人が参加。今年はすでに約30団体の申し込みがあり、いったんは締め切ったが、個別に参加希望の相談に応じる。問い合わせは同実行委(大船渡商議所内、℡26・2141)へ。