走り納めは陸前高田で 12月8日に奇跡の一本松マラソン ハーフなど4種目12部門でランナー募集

▲ ハーフマラソンは昨年の旧大会と同じく高田松原の防潮堤上もルートに設定

 陸前高田市で12月8日(日)に「奇跡の一本松マラソン」を初開催する実行委員会(会長・佐々木拓市長)が、参加ランナーを募集している。東日本大震災後続いた「陸前高田復興応援ありがとうマラソン」を引き継ぐ記念すべき第1回大会で、仮装ランナーの表彰やクーポン券配布など旧大会とは趣向を変えた新たな試みも行う。関係者は「走り納めは陸前高田で」とPRしている。申し込みは10月1日(火)まで。(高橋 信)


 大会はアディダスジャパン㈱が特別協賛する。実施種目は、ハーフマラソン(約21㌔)が2部門(一般男子、同女子)、3・2㌔が4部門(中学生男子、同女子、一般男子、同女子)、1㌔が4部門(小学1~3年生男子、同女子、小学4~6年生男子、同女子)、エンジョイラン3・2㌔が2部門(高校生以上、小・中学生)。午前9時から10時までの間に順番にスタートする。
 いずれも発着点は高田町の夢アリーナたかた。コースは距離ごとに異なり、ハーフマラソンは中心市街地や高田松原津波復興祈念公園、気仙川沿いなどの周回ルートを2周する。昨年の「ありがとうマラソン」で初めて経路に組み込んだ同公園内の防潮堤の上は、今年もルートに含まれており、大会名にもなっている奇跡の一本松そばも走る。給水所のほか、食べ物などを補給するエイドステーションを2カ所設置し、今後、配布する地元ならではの食べ物などを検討する。
 3・2㌔は高田松原運動公園周辺、1㌔は夢アリーナたかた周辺をコースに設定。今回は新たな試みとして、全種目で「仮装賞」と「アディダス賞」の特別賞を設ける。仮装賞は仮装したランナーから、アディダス賞はアディダスのシューズやウエアなどを身につけたランナーから決める。
 走り終えたランナーには地域ブランド米「たかたのゆめ」で作ったおにぎりや豚汁を振る舞う。市内対象店舗で使える1000円分のクーポン券も配る。
 復興応援ありがとうマラソン(旧称・陸前高田応援マラソン)は市体育協会が主催し、震災前市内で開催されていた市民マラソン大会の代替行事として平成27年に始まった。交流・関係人口の拡大などにつなげようと刷新することを決め、市や同協会などでつくる実行委が立ち上げられた。今大会から開催日を12月の第2日曜日に固定し、定着を図る。
 申し込みは、ランニング情報ポータルサイト「RUNNET」で。詳細は大会公式ホームページで確認を。
 種目別の定員や参加料は別表の通り。問い合わせは、夢アリーナたかた内の実行委事務局(℡22・8448、メール1ponmatu.marathon@gmail.com)へ。