梅雨に幻想的な彩りを 世界の椿館・碁石 あすまで「アジサイ池」(別写真あり)

▲ 館内の池にアジサイの花々を浮かべた「アジサイ池」がスタート

 大船渡市末崎町の世界の椿館・碁石(菊田勝館長)に5日、期間限定の「アジサイ池」が登場した。館内の池にアジサイの花々を浮かべ、周囲には色とりどりの鉢植えも配置。館内に梅雨の時期だからこそ味わえる幻想的な彩りが生まれ、来館者らの目を楽しませている。池の展示は7日(日)まで。
 季節の花を通したふれあいの場を創設しようと、アジサイをテーマに企画したイベントの一環。アジサイ池は昨年に続く2回目の実施で、同館の敷地内で植栽するアジサイを活用している。
 館内の早咲き椿コーナー付近の池には、水面を埋め尽くすほどのアジサイの花々が浮かぶ。青や紫、白、ピンクと色もさまざまで、水彩画のようなグラデーションが幻想的な光景をつくり出している。
 今年は周辺に配置する鉢植えの数を増やし、会場をより華やかに演出。館内ではアジサイのほか、夏に見頃を迎えるツバキの一種・アザレア椿が赤い花を咲かせ、来館者らを歓迎している。
 同館では「今年は1週間くらいアジサイの開花が早まり、前倒しをしてイベントを開催した。短い期間になるが、多くの方々にアジサイ池を楽しんでほしい」と話し、来館を呼びかけている。
 イベント期間中の来館者には、ツバキの写真入りポケットティッシュのプレゼントと、あめ玉つかみ取りを用意している。また、7日午前10時からはガーデニング教室「アジサイ栽培講習会」を開催。まだ若干の空きがあることから、申し込みを受け付けている。
 いずれのイベントも、入館料(大人200円、小中学生100円)が必要。
 講習会への申し込みやイベントに関する問い合わせは、同館(℡29・4187)へ。